Pooch Communications
ILLNESS

犬の病気辞典

熱がある症例の一覧

症例一覧

  • 犬伝染性肝炎

    犬アデノウイルスI型というウイルスによって肝炎が引き起こされる病気です

    犬伝染性肝炎

    イヌデンセンセイカンエン

    犬アデノウイルスI型というウイルスによって肝炎が引き起こされる病気です。
    この病気はワクチンによる予防が可能ですが、1歳以下の子犬に感染し発症すると
    致死率が10〜30%と非常に高いです。
    感染した犬の分泌物や排泄物などに含まれており、
    それらを舐めたり、汚染された食器を使用することで感染します。
    また、症状が回復した犬でも半年〜1年程は尿中にウイルスを含んでいるので注意が必要です。
    軽度の場合、発熱や鼻水など、風邪によく似た症状が見られます。
    重度になると高熱や嘔吐、下痢が見られますが1週間程度で回復することが殆どです。
    しかし、1歳以下の子犬に感染してしますと2〜8日間の潜伏期間の後、
    嘔吐や下痢などの急激な体調変化により半日から1日以内で死亡することがあります。
  • 熱中症

    蒸し暑い室内や車内、暑さが厳しいときの散歩などで急激に体温が上昇することで 体温調節をする機能の働きが悪くなる病気です

    熱中症

    ネッチュウショウ

    蒸し暑い室内や車内、暑さが厳しいときの散歩などで急激に体温が上昇することで
    体温調節をする機能の働きが悪くなる病気です。
    特に6月〜8月の初夏から夏にかけて気をつけたい病気です。
    発症率が増えるの、気温22℃以上、湿度60%以上が目安になると言われています。
    短頭種や北方が原産の犬種、太り気味の犬子犬、老犬などは発症しやすい傾向があります。
    症状としては、よだれを大量に垂らし、口を大きく開けて
    「ハァハァ」と苦しそうに呼吸をします。
    口や目の粘膜が充血することもあります。
    症状が進行すると、痙攣や嘔吐、下痢を起こす場合もあります。
    体温の上昇が更に進むと脱水症状を引き起こし命に関わることもあります。
  • 肺炎

    健康な犬が発症することは稀ですが、重症化すると死に至ることもあります

    肺炎

    ハイエン

    健康な犬が発症することは稀ですが、重症化すると死に至ることもあります。
    肺炎は、アデノウイルスやパラインフルエンザ、細菌などが
    気管や気管支に侵入感染することで発症します。
    寄生虫や薬剤、有害なガスを吸い込んで発症する場合もあります。
    肺炎になると咳や発熱、呼吸困難、元気や食欲の低下がみられます。
    重症化すると呼吸がしにくくなるため、体を横にして休むことができなくなります。
  • 子宮蓄膿症

    大腸菌などの細菌が子宮に感染し、子宮内部に炎症を起こして 膿が溜まった状態になると発症します

    子宮蓄膿症

    シキュウチクノウショウ

    大腸菌などの細菌が子宮に感染し、子宮内部に炎症を起こして
    膿が溜まった状態になると発症します。
    初めの頃は無症状ですが、悪化するにつれて元気や食欲が低下し、
    子宮から分泌物が出るようになります。
    発熱や水をよく飲むようになり、尿の量が増える、お腹が膨らむなどの症状が現れます。
    症状が更に進行すると嘔吐や下痢といった症状も現れます。
  • 犬ジステンパーウイルス感染症

    ニホンオオカミの絶滅の原因となった疾患として有名で、 全世界に存在しているジステンパーウイルスの感染によって 呼吸器症状や神経症状が見られる発熱性の病気です

    犬ジステンパーウイルス感染症

    イヌジステンパーカンセンショウ

    ニホンオオカミの絶滅の原因となった疾患として有名で、
    全世界に存在しているジステンパーウイルスの感染によって
    呼吸器症状や神経症状が見られる発熱性の病気です。
    ワクチン未接種の1歳未満の子犬に発症することが多く、命に関わる場合もあります。
    感染し、発症している犬の目ヤニ、鼻水や唾液、排泄物に含まれている
    ジステンパーウイルスを直接触ることで感染する接触感染と、
    発症している犬の咳やくしゃみを吸い込むことで感染する飛沫感染があります。
  • ケンネルコフ

    「伝染性気管支炎」とも呼ばれるウイルス性の病気です

    ケンネルコフ

    ケンネルコフ

    「伝染性気管支炎」とも呼ばれるウイルス性の病気です。
    人の風邪と似たような症状が続くことから「犬風邪」とも呼ばれることがあります。
    犬パラインフルエンザや犬アデノウイルスII型などのウイルスや細菌が
    一種から複数種感染することによって発症します。
    接触感染と飛沫感染といった感染経路があります。
    比較的子犬に発症することが多い病気ですが、
    体力が弱まった老犬などにも発症しやすい傾向にあります。
    咳や発熱などの症状が急に現れ、運動時や興奮時、
    気温や湿度が急に変化した時などに咳が多くなることがあります。
    軽い症状だと1週間~10日間程度で回復しますが、症状が重くなると
    高熱や膿のような鼻水を出し、時には肺炎を引き起こし死亡することもあります。
  • トキソプラズマ症

    トキソプラズマという原虫の寄生によって起こる感染症です

    トキソプラズマ症

    トキソプラズマショウ

    トキソプラズマという原虫の寄生によって起こる感染症です。
    人も含め、他の動物にも感染する人獣共通感染症です。
    感染経路としては、トキソプラズマに感染した動物の生肉を食べたり、
    感染している動物の糞を舐めた場合に感染します。
    基本的には無症状ですが、稀に一時的な発熱や筋肉痛、
    妊娠中の場合には流産や死産を起こすことがあります。
    免疫力が低下している犬の場合には、肺炎や肝炎、脳炎などが引き起こる場合があります。
  • レプトスピラ症

    レプトスピラ・カニコーラやレプトスピラ・ヘクテロヘモラジーという 病原性レプトスピラ菌に感染することで発症します

    レプトスピラ症

    レプトスピラショウ

    レプトスピラ・カニコーラやレプトスピラ・ヘクテロヘモラジーという
    病原性レプトスピラ菌に感染することで発症します。
    既に感染しているネズミや犬の尿や、その尿に汚染された土や水たまりに接触したり、
    汚染された食べ物を食べたりすることで感染します。
    特に症状が現れないことが多いです。
    症状が現れた場合、主に40℃前後の高熱、食欲不振、結膜の充血、
    嘔吐や血便などをもたらし、脱水や尿毒症を起こし、高確率で死に至ります。
    場合によっては、発病後わずか数時間から数日で死に至ることもあります。
  • バベシア症

    バベシアに感染しているマダニに吸血されることで犬の体内にマダニの唾液と共に バベシアという原虫が侵入し、赤血球に寄生します

    バベシア症

    バベシアショウ

    バベシアに感染しているマダニに吸血されることで犬の体内にマダニの唾液と共に
    バベシアという原虫が侵入し、赤血球に寄生します。
    一般にマダニの吸着から約48時間で感染すると言われています。
    40℃を超える発熱や息が浅く速くなる、すぐ疲れる、舌や口の中の色が薄くなるなどの重い貧血の表情が現れます。
    貧血が酷くなると肝臓や腎臓の機能障害を起こし、死に至ることもあります。
PREV NEXT
  •  満室/休業
  •  混雑日
  •  受付可