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ILLNESS

犬の病気辞典

鼻や口の症状症例の一覧

症例一覧

  • 口内炎

    口の中で歯と舌と歯茎以外の軟部組織に起こる炎症のことです

    口内炎

    コウナイエン

    口の中で歯と舌と歯茎以外の軟部組織に起こる炎症のことです。
    口腔内に傷がある場合や、ウイルス、細菌、真菌といった
    病原性微生物の感染で発症することがあります。
    特に、栄養不足で免疫が低下している時や
    重度の歯周病を併発している時に発症しやすくなります。
    食事をする時に口内炎を気にして噛みづらいような仕草をしたり、
    水泡などができ口臭などが強くなることがあります。
  • 尿毒症

    肝臓の機能が低下し、毒素が体内に蓄積され、全身の臓器に障害をもたらす病気です

    尿毒症

    ニョウドクショウ

    肝臓の機能が低下し、毒素が体内に蓄積され、全身の臓器に障害をもたらす病気です。
    命に関わる状態になることもあるので注意が必要です。
    肝不全の進行によって本来肝臓が尿として処理すべき老廃物などが体内に蓄積し、
    体に悪影響を及ぼすことで尿毒症が生じます。
    尿毒症になると元気や食欲が低下し、嘔吐や下痢などの症状が見られるようになり、
    尿が体外に排出出来なくなることもあります。
    また、アンモニア臭の口臭がすることがあります。
  • 虫歯

    犬は人間に比べると虫歯になりにくいと言われていますが、ケアを怠ると 犬も人間同様虫歯になってしまいます

    虫歯

    ムシバ

    犬は人間に比べると虫歯になりにくいと言われていますが、ケアを怠ると
    犬も人間同様虫歯になってしまいます。
    歯と歯の間につまりやすい食事やおやつ、甘いものを与えていると
    虫歯になりやすくなります。
    また、口内の細菌によって口臭が発生したり、歯が変色し、
    穴が開く場合もあります。
  • 歯周病

    歯の表面や歯と歯肉の間についた食べカスや唾液中の成分などにより、 細菌が増殖し、歯を支える膜や骨に炎症が起こる病気です

    歯周病

    シシュウビョウ

    歯の表面や歯と歯肉の間についた食べカスや唾液中の成分などにより、
    細菌が増殖し、歯を支える膜や骨に炎症が起こる病気です。
    固いものや尖ったものを食べた後に出来た歯茎の傷から炎症が広がり、
    歯周病に進行することがあります。
    また、口内の衛生状態が悪いと細菌が増殖し、歯垢となり、
    放置すると歯周炎に進行していきます。
    犬は唾液のアルカリ度が強く、歯垢から歯石になるまでが3〜5日程度と
    大変速いので早めの処置が大切となります。
    歯周病になると、本来ピンク色だった歯肉が赤くなります。
    症状が進行すると口臭が強くなったり、歯茎から出血が見られるようになります。
  • 鼻炎

    ウイルスや細菌、異物などが鼻腔や副鼻腔内に侵入し、鼻の中の粘膜に炎症が起こることです

    鼻炎

    ビエン

    ウイルスや細菌、異物などが鼻腔や副鼻腔内に侵入し、鼻の中の粘膜に炎症が起こることです。
    ウイルスや細菌、真菌などの感染、花粉などに対するアレルギー反応、
    鼻腔内部にできた腫瘍や鼻腔周辺の傷や異物そのものが原因として考えられます。
    また、「鼻ダニ」と呼ばれるダニの一種が鼻炎を引き起こすこともあります。
    鼻水とくしゃみが出て、鼻を気にするようになります。
    初期段階の鼻水はサラサラとしていますが、症状が進行すると
    徐々に黄色や緑色のネバネバとした膿のような鼻水が見られ、鼻詰まりが起こります。
    慢性化すると副鼻腔炎を引き起こすこともあります。
  • 犬伝染性肝炎

    犬アデノウイルスI型というウイルスによって肝炎が引き起こされる病気です

    犬伝染性肝炎

    イヌデンセンセイカンエン

    犬アデノウイルスI型というウイルスによって肝炎が引き起こされる病気です。
    この病気はワクチンによる予防が可能ですが、1歳以下の子犬に感染し発症すると
    致死率が10〜30%と非常に高いです。
    感染した犬の分泌物や排泄物などに含まれており、
    それらを舐めたり、汚染された食器を使用することで感染します。
    また、症状が回復した犬でも半年〜1年程は尿中にウイルスを含んでいるので注意が必要です。
    軽度の場合、発熱や鼻水など、風邪によく似た症状が見られます。
    重度になると高熱や嘔吐、下痢が見られますが1週間程度で回復することが殆どです。
    しかし、1歳以下の子犬に感染してしますと2〜8日間の潜伏期間の後、
    嘔吐や下痢などの急激な体調変化により半日から1日以内で死亡することがあります。
  • 副鼻腔炎

    鼻の奥にある副鼻腔という空洞内に炎症が起きている状態のことです

    副鼻腔炎

    フクビクウエン

    鼻の奥にある副鼻腔という空洞内に炎症が起きている状態のことです。
    副鼻腔内に膿が溜まった状態は、蓄膿症と呼ばれています。
    鼻炎が慢性化し発症することがあります。
    また、歯周炎が原因で発症したり、細菌や真菌、ウイルス感染が
    原因となっていることもあります。
    くしゃみや鼻水などの鼻炎症状が見られ、鼻水はドロッとした濃いものです。
    鼻の周りが腫れて鼻が埋まってしまうと苦しげに口を開けて呼吸をするようになります。
  • 肺水腫

    肺に水が溜まり呼吸ができなくなってしまう病気です

    肺水腫

    ハイスイシュ

    肺に水が溜まり呼吸ができなくなってしまう病気です。
    急性の場合、命を落としてしまう可能性もあります。
    僧帽弁閉鎖不全症などの病気で心臓あるに何らかの障害が原因と考えられています。
    この場合、心臓の動きが悪くなることにより血液がスムーズに流れず、
    肺の組織の中に血液成分が漏れてしまいます。
    それにより肺水腫が発症してしまいます。
    他にも熱中症や有害ガス・薬などを吸い込むことによって発症する場合があります。
    軽症の場合には、運動したり興奮した時に軽い咳が出る程度ですが、
    重症化すると喘鳴音がしたり呼吸が速くなったり、
    頻繁に咳をするなどの症状が見られるようになります。
    また、ピンク色の鼻水が出たり、泡のような鼻水が見られるようにもなります。
  • 狂犬病

    人を含む全ての哺乳類に感染する人獣共通感染症です

    狂犬病

    キョウケンビョウ

    人を含む全ての哺乳類に感染する人獣共通感染症です。
    日本では40年以上発生していませんが、発症すれば
    ほぼ100%の致死率がある病気です。
    狂犬病は、狂犬病ウイルスの感染によって発症します。
    狂犬病ウイルスは感染動物の唾液中に大量に存在する為、既に感染している
    動物に咬まれることで傷口から唾液と一緒にウイルスが侵入し感染します。
    初期症状は風邪と似ています。
    そして、暗い場所に隠れたり、友好的な犬が臆病になったりと性格が変わってきます。
    その後、過剰に興奮したり、目の前にあるもの全てに噛み付いたりと
    顔も性格も凶暴な様子になっていきます。
    症状が2~4日続き、1~2日で死亡します。
  • 熱中症

    蒸し暑い室内や車内、暑さが厳しいときの散歩などで急激に体温が上昇することで 体温調節をする機能の働きが悪くなる病気です

    熱中症

    ネッチュウショウ

    蒸し暑い室内や車内、暑さが厳しいときの散歩などで急激に体温が上昇することで
    体温調節をする機能の働きが悪くなる病気です。
    特に6月〜8月の初夏から夏にかけて気をつけたい病気です。
    発症率が増えるの、気温22℃以上、湿度60%以上が目安になると言われています。
    短頭種や北方が原産の犬種、太り気味の犬子犬、老犬などは発症しやすい傾向があります。
    症状としては、よだれを大量に垂らし、口を大きく開けて
    「ハァハァ」と苦しそうに呼吸をします。
    口や目の粘膜が充血することもあります。
    症状が進行すると、痙攣や嘔吐、下痢を起こす場合もあります。
    体温の上昇が更に進むと脱水症状を引き起こし命に関わることもあります。