PICTURE BOOK
犬の種類図鑑
ローデシアン・リッジバック
History
歴史と概要
百獣の王ライオンを追い詰める、ローデシアン・リッジバック
そもそもローデシアン・リッジバックはアフリカに移住するオランダ人やドイツ人が開拓した土地を守るために、グレートデン、マスティフ、テリアの大型犬を持ち込み、アフリカの厳しい気候に負けない犬を作るために異種交配させて誕生した犬であった。ローデシアン・リッジバックの逞しい体と勇敢で従順な性格がハンターの目にとまり、番犬からライオンなどの大型動物の狩猟に使われるようになった。1870年代には、ライオン狩りの中心はアフリカのローデシアになり猟犬として活躍したので、その地名をとってローデシアンと名づけられた。またライオン・ドッグという別名ももっている。ただし、野蛮な響きがあるとしてローデシアン・リッジバックとして固定化された。ちなみローデシアン・リッジバックのリッジバックとは、背中の被毛が毛流の反対方向に向かって鶏冠のように隆起(リッジ)していることからリッジバックと名づけられている
ローデシアン・リッジバックは、単体でライオンを倒すことはできないので3頭くらいのグループを作り、チームワークでライオンを追い詰め、その場から動けないようにしてハンターの到着を待つのである。
ローデシアン・リッジバックは、ハウンド・グループに属しているが、警備犬としての能力も非常に高い。用途の広い賢い猟犬であるだけでなく、飼い主に忠誠を尽くす番犬でもある。 ライオンと対決するほどの勇気を持っているのにも関わらず、性格は至って温厚で現在でも良き家庭犬として欧米では人気が高い。ただし、かなりの運動量が必要だ。ちょっとそこまで、散歩では足りず、最低でも5キロ以上は散歩しなくてはならない。また、オビーディエンスや、アジリティーなどが大好きで、チャレンジ精神が高い。肉体的にも精神的にも常に刺激を必要とする犬種である。基本的に、特に気をつけなくてはならない病気はないが肘関節形成不全がある場合がまれにある。
Lifespan
寿命
12年
Alias
別名
アフリカン・ライオン・ハウンド
Size
体重・体高
体重:30~39kg
体高:61~69cm