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犬の種類図鑑

フレンチ・ブルドッグ

犬の種類図鑑

History

歴史と概要

コウモリ耳を持つ、バット・イヤ フレンチ・ブルドッグ

犬の総合施設Pooch 犬の歴史

フレンチ・ブルドッグはその名前が示すとおりフランス原産で、ブルドッグは牛と戦う犬を意味しており、闘犬の血が流れていることをうかがわせる。
フレンチ・ブルドッグにはブルドッグの特色を随所に見出すことができる。例えば、幅広い肩、どっしりとした体型、太い骨に逞しい筋肉、そして四角い頭部にしわがある皮膚などはブルドッグそのもの。フレンチ・ブルドッグオリジナルの特徴としては、ピンと立っているコウモリ耳があげられる。このコウモリ耳が元来のブルドッグとの大きな違いで、この耳がフレンチ・ブルドッグの証でもある。特にイギリスでは、コウモリ耳に対するこだわりは相当なもので、コウモリ耳以外のフレンチ・ブルドッグは、フレンチ・ブルドッグと認定されないほどだ。
そもそもフレンチ・ブルドッグは闘犬、および牛と犬を戦わせることを禁止した18世紀に、それまで闘犬を飼育していたブリーダーや、犬商などがなんとか新しい犬種を誕生させて生き残ろうとしたことに始まる。時は1860年頃、イギリスのノッティンガムにいた小型のブルドッグがレース職人の集団と一緒にフランスに上陸して、フランスにいたパグやテリアと交配してフレンチ・ブルドッグの原型が誕生したとされている。そして、さらに改良を重ね、闘犬の持つ本来の性格とは全く正反対の、かわいくて、温和、平和主義の犬を完成させたのである。その立ち耳のブルドッグの姿をみたフランス人女性たちは、たちまちに魅了され、その後パリで大流行した。その流行の中で、フレンチ・ブルドッグを見かけたアメリカ人が本国に持ちかえり繁殖を開始。1898年にはフレンチ・ブルドッグだけのドッグショーが開催されるまでになった。そして、そのショーでフレンチ・ブルドッグを見ていた上流階級に人気が飛び火した。1913年には、アメリカで人気犬種ナンバーワンになった。日本には大正時代に紹介され、昭和初期には数多く飼育された。その後日本での人気は衰えたが、2000年代に入ってから人気が復活している。特に最近の人気はすさまじい。また、日本のファンの間では、フレブルと呼ばれている。
性格は、飼い主に忠実で人なつっこいし他の犬種とも仲良くできる愛玩犬の中の愛玩犬だ。
運動量はそれほど必要ない。ただし、気温の変化には強くないので気をつけたほうがよいだろう。気温が高くなる飛行機での輸送は、航空会社から断られるので空路での旅はできない。
被毛自体はそれほどケアをしなくとも問題ないが、顔のしわの間にはゴミがたまりやすいので、こまめにチェックして拭いてあげたほうがよいだろう。

犬の種類図鑑

Lifespan

寿命

11~12年

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Alias

別名

ブルドッグ・フランセ

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Size

体重・体高

体重:10~13kg
体高:30.5~31.5cm

情報更新日:2015.08.01