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犬の種類図鑑

シベリアン・ハスキー

犬の種類図鑑

History

歴史と概要

決して馬鹿犬ではないシベリアン・ハスキー

犬の総合施設Pooch 犬の歴史

ハスキー、その知性を宿している澄んだ青い目とは裏腹に、馬鹿犬という定説が日本では定着している、もしくは定着していた。
その理由は、ハスキーの知能指数がの順位が下位であること(英国のドッグトレーナーと心理学博士の知能テストで130犬種のうち、下から73番目)がひとつ。
そしてもうひとつ、かわいそうな理由がある。
日本ではバブル期にハスキーブームが到来。そのブームにのって安易に素人が大型犬に手をだして、もてあました結果、不幸な環境におかれたハスキーは家出と延々と続く無駄吠えを繰り返し「言うことを聞かない」「家も覚えられない馬鹿犬」のレッテルを貼られてしまった。そして捨てられ、大量のハスキーが放浪犬として都会をうろついていたのである。

元来、ハスキーは、集団生活が大前提である。自分が属している集団が「合わない」と判断した場合、ハスキーは新しい集団を探す旅に出る。都会から見るとこれが「家出」と「放浪」に変わってしまう。また、集団に属するということは、他の存在がいつも近くにいて視覚に入っているということでもある。視野に仲間の姿が見えないと不安になり、吠え出す。バブル期の当時、まだまだ犬は外で鎖につなげて犬小屋で飼っていた時代。居間にいる家族たちの姿も見えないところで繋がれっぱなしのハスキーは、当然仲間を呼ぶために吠え出す。そして、飼い主が「黙れ!」と一括してまた姿を消したと同時に吠え出す。そして飼い主は、命令もわからない馬鹿犬と判断し、近所迷惑になる理由で焼却炉に送る・・・これらの勘違いの理由によりハスキーの評判は「馬鹿犬」として定着してしまったのである。

しかし、一度冷静になって再考してみてほしい。

そもそもハスキーは極東北極圏の極寒の地でトナカイの狩猟を行うエスキモーの一族、チュクチ族の犬橇を引く犬である。-30度などざらな世界で、馬鹿犬を束ねて犬橇につなげて狩猟や移動をしたら確実に死が待つ過酷な世界である。それも、防寒具も毛皮ぐらい、GPSなんて夢の時代から橇を引いていたのである。そう、まさに犬に命を託していた時代。
エスキモーが命を託す条件は中途半端ではない。真っ白い雪原でオリエンテーションを失わない能力、判断力、持久力、そしてチームワークは、当然必須。そして犬橇に乗るのはいつも同じ人とは限らない。おじいちゃんから、近所のおばさんまで時には犬橇に乗る。誰が乗っても命令に従う、従順な犬でなくてはならないのは当たり前。ちなみ、シベリアン・ハスキーがその名を世界に知らしめたのは犬橇世界選手権で優秀な成績を収めたからだ。そしてさらにその昔、アラスカで伝染病がはやったときのそのワクチンを、氷点下55度の酷寒の中、544キロもの距離をリレーして多くの人の命を救ったから。多くの人との命をすくったハスキーは、その名誉を称えられ、ハスキーの犬像がNY市のセントラルパークに立てられている。そう、ハスキーはめちゃめちゃえらいのである。もちろん、酷寒のなかで犬橇を運転?した人も。

日本では不理解から、勘違いなレッテルを貼られてしまったハスキー。
しかし、適切な環境におき、家族の一員として迎え入れたのなら、青い瞳にたたずむ知性と信頼を見せてくれる優秀な犬なのである。

犬の種類図鑑

Lifespan

寿命

11~13年

犬の種類図鑑

Alias

別名

アークティック・ハスキー

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Size

体重・体高

体重:16~27kg
体高:51~60cm

情報更新日:2015.08.01
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