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プーチのドッグトレーナーが執筆する、犬と飼い主さんのためのプログ

『チワワは運動量が少ないのでお散歩に行かなくても大丈夫です。』

ペットショップでよく聞くこの台詞。 『大丈夫』とは、いったい何が大丈夫なのでしょうか。 散歩しなくても生きていけるから『大丈夫』という事でしょうか。 でも、ボーダーコリーでも散歩をしなくても死ぬ事はない気がします・・・ それとも、散歩をしなくても室内の運動で十分だから【ストレスがたまらない】ということで、『大丈夫』なのでしょうか。 今度ペットショップに行ったときにでも詳しく聞いてみたいと思いますが。 そんなアドバイスを受ける飼い主さんが多いようで、 カウンセリングにくる犬たちのあまりにも多くが、ほとんど散歩にいっていない状態です。 『外にでるのは土日のみ、1日の散歩時間は15分。』 犬に行動の改善や何らかのトレーニングの効果を求める場合、最低限の欲求が満たされている事が条件です。 1日24時間のうち23時間をなんの刺激もない家で過ごさせている犬に、何かを求めるのは厳しいものがあります。 犬にとって大切な事の2つめ、【運動】。 実はこれは単純に体を動かす事を指している訳ではありません。 体を動かす+刺激が必要なのです。 散歩にいけば、風を感じ・足で感触を受け・様々な音やにおいを感じ、頭を使います。 体の運動+頭の運動をしてこそ社会化は促進され、ストレスが発散されます。 さらにヘトヘトになるくらい遊ぶ事が出来れば犬は大満足です。 散歩をしなくても、生存していけるという意味では確かに『大丈夫』です。 でももし犬に何かを求めたいならば、(例えば、犬や人と仲良くしてほしい、吠えないでほしい、ご飯を好き嫌いしないで食べてほしい、臆病をなおしたい、など。)やはり散歩は必要です。 私たち人間でも朝から晩まで動いていられるのです。犬という動物はもっと動くことができます。 1日30分歩く事など、犬にとっては運動にはならないという事を知っておきましょう。 たまには広い原っぱを思いっきり走らせてあげたいですね☆ devote my life to dogs☆By midori ぽちっとお願いします♪ にほんブログ村 犬ブログ 犬 訓練士・ドッグトレーナーへにほんブログ村 人気ブログランキングへ

掲載日:2012.03.29
情報更新日:2012.03.28