動物収集癖と自称動物愛護者、そして孤独
Blue Mondayから暗い話で申し訳ありません。
きょうは動物収集癖に関してです。
たまにニュースで報じられる、猫を数十匹飼っている猫屋敷や、犬を何十頭も飼っているおじさんなど見かけたことがある人、多いと思います。
この現象は日本だけでなく、世界中で起きています。
例えばドイツのドゥイスブルグ市にある一軒家で263頭の犬が保護された事件や、ブランデンブルグ州の一軒家でも、231頭の犬たちが劣悪な環境で飼われていたり、またアメリカでは毎年1,000件以上このタイプの事件が発生しており、現場からはなんと10万頭以上が保護されています。
この常識を超えた多頭飼いは、英語でアニマルホールディングと呼ばれ、犬(被害は50パーセント)猫や馬、ネズミ、ウサギ、ラットなど様々な動物を飼育能力をはるかに超える多頭で最低の環境で飼う状態で、日本語では動物収集癖と言われている一種の精神病です。
日本でも事情もよく分かっていなレポーターがしつこくアニマルホールディング病のひとを追いかけていますが、病気なのだからマスコミが責めても何も改善されません。それどころか、虐待及び人権の侵害に当たると思うのは私だけではないと思います。
では、どんな人がアニマルホールディング病にかかってしまうのでしょうか?まだ科学的に立証されてはいませんが、統計的みるとアニマルホールディング病の4分の3は飼育者が女性で、一人暮らしか年配(50歳以上が件数の50%を占め、46%は60歳以上)。当事者達皆が自称「動物愛護者」と信じて疑わない傾向にあります。
原因は「一人暮らしの寂しさ」、「社会からの隔離」が挙げられます。動物を側におくことで寂しさを癒し、家族の温もりを感じ、生涯伴侶や子供の代わりとして心の隙間を埋めるために、動物をどんどん飼うことによって得られる幸福感に中毒になってしまうからとされています。
社会での孤立化・隔離現象は都市部ではますます強調され、アニマル・ホールダーはますます動物にしがみつく・・・
どこかゴミ屋敷に似ている気がします。ゴミ屋敷も精神病の一種です。アニマルホールディングもゴミ屋敷もマスコミがネタにして喜んでいますが、冷たい社会が生んだ精神病です。
病人を虐める人は、これまた病気です。
近所に異常な多頭飼いをしている人を見かけたら、やさしく愛情を持って接してください。本人に責任があるのではなく、病気にかかっているのですから。
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