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プーチのドッグトレーナーが執筆する、犬と飼い主さんのためのプログ

オバマ米大統領一家が選んだのが純血種で愛護団体はがっくり

ニューヨーク 13日 ロイターが伝えたところによるとオバマ米大統領一家がホワイトハウスで飼う犬が純血種に決まったことに、複数の動物愛護団体が13日、失望を表明したそうです。ちなみに「ファーストドッグ」に選ばれた「ボー」は、生後6カ月のポルトガル・ウォーター・ドッグ。

ニューヨーク市の動物愛護団体「Mayor's Alliance for NYC's Animals」の広報担当者は「大統領がブリーダーを選択したのは残念。保護施設から犬を引き取れば、国民に力強いメッセージを送ることができたはずだ」と悔しさを隠せなかったそうです。

一家がこの犬種を選んだ理由の1つは、娘のマリアさんがアレルギーを持っているためだとされていますが・・・

しかし、動物愛護団体「Infinite Hope」によると、同犬種でも引き取り手のない犬はインターネットで簡単に探せるという。同団体で里親探しをする女性担当者は「どれほど多くの犬が引き取り手を必要としているかを知るためにも、大統領の娘たちが保護施設を訪れることは有意義だっただろう」と話した。たしかに、訪れるだけでも大きな効果があったろうに・・・

一方、コネチカット州に拠点を置く「Farmington」の代表者スチュアート・フリーマン氏は、この犬種が保護施設に預けられることはほとんどないという。同氏はその理由として、里親が犬を手放さなくてはならなくなった時、良心的なブリーダーが引き取るためだとしている。でも、毛がない犬は他にもいるだろうし・・・そもそもアレルギーだったら飼わない方がいいのでは?アレルギーが原因で多くの犬が施設で殺されているというのに・・・

一方、オバマ大統領は動物保護施設へ寄付を行うと伝えられています。なんとか対面は保った感じですね。
掲載日:2009.04.14
情報更新日:2020.09.09