突然、起こる熱中症。今一度、確認を。
一昨日、とても悲しいことにお友達のパグちゃんが熱中症で亡くなってしまいました。4歳のまだ元気なワンちゃんで毎年問題なく夏を越してきましたが、今回はいつもと違って、帰宅すると呼吸困難状態でした。
すぐに病院へ、そしてできる限りの処置が施されましたが、脳に酸素が充分にまわらず最終的には安楽死を選択せざるを得ない状況になり、昨日火葬が行われました。
「窓をあけ、水もたっぷりあったのになぜ熱中症に…」
最近の蒸し暑さは尋常じゃありません。暑いといっても湿気のある暑さとカラッとした暑さでは熱中症にかかる確率が違います。
水分が多く含まれるいわゆる日本の梅雨の熱い空気は、いくら呼吸しても体を冷ますことが難しいのです。
熱中症とは、「体温が40度を超え、そのまま下がらない状態になる」病気です。
日本の夏は人間にとっても過ごしづらいです。全身を毛に覆われた犬にとってはそれ以上に過ごしづらい季節なのは容易に想像できます。
人間は汗をかくことで体温を調節できますが、足の裏でしか汗をかけない犬にとって暑さから身を守ることは想像以上に大変なことなのです。
犬は口を開けてハァハァあえぐことで熱い空気を吐き出し、冷たい空気を体内に取り込むことによって体温を下げます。
しかし、体内に取り入れる空気自体が熱いと体温を下げることは出来ません。熱いコーヒーに、熱い空気をふきかけても温度が下がらないのと一緒です。
この環境が、いわゆる熱中症の始まりです。
熱中症を阻止するためにはとにかく、体を冷やさなくてはなりません。家に帰って愛犬を見てみると熱中症の症状が確認できた場合、とにかく真っ先に水風呂に入れてください。部屋を冷やすためにエアコンをつけていても間に合いません。とにかく、冷たい水をかける。保冷剤、氷などをあててすぐに獣医さんに診てもらいましょう。
カーテンをしめ、窓をあけて、お水を置いても十分でないことがあります。想像以上に熱中症は危険な病気です。しっかり過ごしやすい環境を作ってあげましょう。
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