内耳炎
内耳は犬の耳の中で一番奥にあります
内耳炎
ナイジエン
内耳は犬の耳の中で一番奥にあります。
外からの音を聞き分ける「蝸牛」という器官と、
平衡感覚を司る「三半規管」という器官で構成されています。
内耳炎はこれらの部分が炎症を起こした状態のことです。
慢性的な外耳炎や歯に疾患を患っている犬で見られることが多く、
特に高齢犬に多く見られます。
蝸牛に炎症が起きた場合には、耳が聞こえなくなり、
呼びかけに応じなくなったり、車や花火の音にも反応しなくなります。
三半規管に炎症が起きている場合、平衡感覚が鈍くなり上手く歩けず
転倒したり、頭を傾けることもあります。
また、目が回ることもあり、目眩や吐き気といった症状も見られます。