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犬の種類図鑑

ドーベルマン

犬の種類図鑑

History

歴史と概要

人間をも超える ドーベルマン

犬の総合施設Pooch 犬の歴史

ドーベルマンの出身地はドイツのチューリンゲン州。その犬種名の由来はとてもわかりやすく、ジャーマン・シェパードとジャーマン・ピンシャーを掛け合わせ、その後、ブラック・アンド・タンカラー のマサチューセッツ・テリアおよびグレイハウンド、ワイマラナーを掛け合わせて作出した人物の名「ルイス・ドーベルマン」から来ている。19世紀末のことである。当時、決して治安がよい時代だったわけではない。ルイスは税金徴収の仕事をしていて、いつもお金を持ち歩いているか、すごんで取り立てを行わなくてはならない。
そこで、しっかりと主人を守り、またしっかりと脅せる警備犬が必要だったのである。その必要性から生み出されたドーベルマンはめちゃくちゃ優秀であったため、瞬く間にその名声をヨーロッパ中に広めることになる。
1910年には警察犬としてドイツの都市部に配置され、第一次大戦では軍用犬として活躍。また、猟犬としての才能も発揮する。ちなみに日本でも1930年に軍用犬として起用されている。アメリカには1908年に上陸を果たしている。アメリカでも優れた警察犬、警備犬、また軍用犬として評価を得て、ショードッグとしても美しいシルエットと凛々しい立居振る舞いで参加犬数がもっとも多い犬種となった。1977年にはついにアメリカで2番目に人気の高い犬種になった。
今日でも、軍用犬・警察犬・麻薬捜査犬・番犬・盲導犬等として訓練され活躍している。
軍用犬や警察犬、または映画やドラマのイメージから恐ろしい凶暴な犬と思われがちだが、飼い主に忠実な犬種であり、しっかりとしつければ穏やかなコンパニオン犬としてとても良い伴侶になる。ただ、一般的に見知らぬ人には警戒心が強く、他の犬に対して攻撃的になったりすることもある。また、ストレスはためないほうが良い。ドーベルマンは、「訓練された複数のドーベルマンに対峙すれば人間は勝てない」と言われるほど「強い」犬種である。ドーベルマンをコントロールできなくなったら間違いなく怪我人がでるだろう。なので、毎日しっかり知的および肉体的な運動が必要。長時間のジョギングや自転車での並走および散歩、また、ドッグランなどで思い切り走らせるなどして十分に運動をさせよう。
被毛は、とくにトリミングの必要はなく最低限のケアをしていれば特に心配することはない。

犬の種類図鑑

Lifespan

寿命

12年

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Alias

別名

ドーベルマン・ピンシャー

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Size

体重・体高

体重:30~40kg
体高:65~69cm

情報更新日:2015.08.01