PICTURE BOOK
犬の種類図鑑
オールド・イングリッシュ・シープドッグ
History
歴史と概要
俊敏さと力強さを兼ね備えた犬 オールド・イングリッシュ・シープドッグ

ボブ・テールとも呼ばれるオールド・イングリッシュ・シープドッグは、骨量が多く、がっしりとして少し角張った体型で、俊敏さと力強さを兼ね備えた犬種である。出身はイギリス西部。ベアデッド・コリーやロシアン・オッタルカを起源としている説が最も有力。
「オールド」と呼ばれ、古い犬種なのかなぁと思いきや、まだ若干200年ほどの歴史しかない比較的新しい犬種。オールド・イングリッシュ・シープドッグは牧羊犬に分類されている。主な仕事は、牛の移送のお手伝いだ。当時、牧場がたくさんあったイギリス北部から、牛をロンドンまで移動させるのに、オールド・イングリッシュ・シープドッグが、牛の後について誘導していたのである。イギリス北部からロンドンまでの距離はかなりのものである。優秀でタフな牧羊犬がいなければ、移動は大変困難なものになっていたであろう。
同時代、イギリスでは、人の仕事を手伝う犬は免税されていた。当然、このオールド・イングリッシュ・シープドッグもその対象となった。しかし、条件があって尻尾を短くしなくてはいけなかったのである。つまり、断尾である。なので、ほとんどのオールド・イングリッシュ・シープドッグは短い尾しか持っていなかった。そこから、ボブ・デール(短い尾)というニックネームがついたのである。
オールド・イングリッシュ・シープドッグは歩き方にも特徴がある。速度の遅いトロット歩様や同じ側の前後の脚を同時に出して歩く(側対歩)で進む特性がる。側対歩しているときに、尻部が左右に振れる姿も独特である。また、牛や羊を誘導するだけでなく、ソフトにくわえる能力も持つため、回収犬としてトレーニングをすれば優れた猟犬にもなるだろう。
1970年代まで、この犬種のペットとしての人気はゆるやかに上昇。その後、イギリスの塗装メーカーがCMに登用したり、メディアで取りあげられ、爆発的に人気が上昇した。現在では頭数自体は減ってはいるが、今でも認知度は非常に高い。
人間との関係を好み、家族の中に子供がいれば、保護者のように面倒を見てくれるやさしいオールド・イングリッシュ・シープドッグ。現在、アメリカではナニー・ドッグと呼ばれ、子守り役の犬として愛されている。
Lifespan
寿命
12~13年
Alias
別名
ボブテイル
Size
体重・体高
体重:29.5~30.5kg
体高:56~61cm