被災地から上京してくるワンチャンへ 都会で快適に過ごす3つの約束
多くの飼い主が、長年の経験から、それが十分に可能であることを実感しています。
大切なのは、行動上のいくつかの基本的な決まりを守るようにすることだけ☆
そうすれば、大都市のジャングルにおいても、犬らしいよい暮らしを送ることがでるでしょう。
今までとは全く違う環境で生活してきたワンチャンたち。
新しい都会での生活は具体的に何に注意すればよいのでしょうか。
大事なポイントは3つ!!!
一、犬を十分に社会化させること
二、十分なフリーラン(リードなしの運動)
三、愛犬との時間を十分にとること。
この3つのポイントは約束です☆
都会において中心となるのは社会化です。
非常に狭い空間に、たくさんの人間と犬が生活しています。摩擦のない共同生活のためには、お互いへの思いやり(2本足であるか、4本足であるかにかかわらず)が大切。
そのため、犬が都会の環境に慣れ親しむのが大事になってきます。大都市でこそ、犬は周りの環境の影響に多く直面します。犬が多く学習すればするほど、それぞれの環境で怖がらずに、危なげなく動き回れます。
犬(特に子犬)が、例えば最初の数ヶ月は非常に静かで刺激のない環境で育ちながら、その後突然大都会の刺激にさらされた場合、ストレス要因が高まり、望ましくない行動が引き起こされるのはあらかじめ約束されたも同然です。
ですから、都会犬としてとても重要な条件の1つは、都会環境のさまざまな刺激とうまく付き合っていくことです。例えば、交通騒音、家庭内の物音、慣れない匂い、人口密度、慌ただしさ--などなど。
これらが犬のイライラのもとにならないようにする必要があります。このことを社会化の過程で学習しなかった場合、これらの刺激が犬の不安の種になり、結局、都会での生活がとても大変になってしまいます。
しかし、都会で努力しなければいけないのは犬ばかりではなく、飼い主も同じです。ただ玄関のドアを開けて、最寄りの緑地に連れて行くだけでは十分とはいえません。
責任感ある都会の飼い主としては、 最寄りのドッグランがどこにあるか、またそのドッグランが小さすぎる場合、最寄りの市街林および周辺部の森林地区までの行き方を把握しておくべき。
犬が都会で快適に過ごすために、フリーランは欠かせないからです。とくに自然豊かな地域で育ったワンチャンだったらなおさらです。
都市の集合住宅が狭すぎるのではと心配される飼い主さんが多くいますが、一般的にいって、すべてのスペースを使い、広いアパートの中の部屋から部屋へと走り回るような犬はいません。庭についても同様のことがいえます。
飼い犬というのは、フリーランで存分に走り回り、家ではたいてい静かにしているものです。ですから、庭の有無やその大きさはあまり重要ではありません。重要なのは、犬が住居の外で十分にフリーランできるかということだけです。
フリーランとは、犬が幸せに暮らすために欠かせませない絶対的な要素と言っても過言ではありません。
犬が落ち着いて幸せに暮らすためには、フリーランに加えて、お付き合い(愛犬と過ごす時間)が欠かせません。
この点では、都市にこそ様々な可能性があります。人口密度が高いので、他の飼い主と知り合う可能性も高くなります。これは 都会での犬の生活にとって、多くの利点となります。
飼い主と一緒に過ごす時間に加え、一緒に遊べる他の犬とのつながりもできます。遊ぶことで、他の犬との付き合い方を覚え、群れのヒエラルキーにおける自分の位置も学べます。これも、結局のところ社会化にとってよい影響をもたらします。また、他の飼い主や近所の人たちと知り合うことで、飼い主さんが例えば仕事に出ているとき、ワンちゃんが淋しい思いをすることが少なくなるかもしれません。
例えば近所に、犬を喜んで預かってくれるような、1人住まいの年金生活者がいるかもしれませんし。
近所付き合いもとても大切な要素です。
以上の点を踏まえておけば都会だろうとどこだろうと愛犬はストレスなくハッピーな生活ができることをお約束します。
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掲載日:2011.04.27