物事を理解するための準備期間
散歩で引っ張る犬がいます。 その原因にもよりますが、多くの場合3日間程度はひっぱらせたまま犬の好きなように歩かせます。 なぜか。 はじめてプーチに来た犬たちはとても緊張しています。緊張と不安でいっぱいの時に『ああしろ、こうしろ』と言われても、犬たちはそれどころではありません。自分のおかれた状況を理解することに一生懸命で冷静に人間の要求を聞く余裕がないのです。 まずは私という人間がどういう存在なのかを理解してもらうこと、プーチでのルールや、他犬の順位やコミュニケーションのとり方などを学んでもらう必要があります。 犬の精神状態が安定し、環境に馴染むまでは本格的なしつけは始めないのです。 散歩ではひっぱり、クレートにはいってもらおうとすると大暴れ、物音に吠え、ドッグランではふるえる、などの行動は大体3日以内に落ち着いてきます。 犬が落ち着くまでは出来るだけ犬を相手にしないようにします。声掛けやボディタッチ、トレーニングなどは犬の自立を妨げてしまいます。 犬に興味をもってもらえない人は犬にいうことを聞いてはもらえません。 私たちは出来るだけ犬にわかりやすいように一貫した行動をとるようにしています。 例えば散歩であれば短めにリードをもって、同じペースで、声をかけずにただ歩きます。 すると、はじめは大暴れしながら歩いていた犬でも徐々にペースを合わせてくれる事を覚えます。 犬は分かりやすい人が大好きです。 犬のトレーニングは焦ってもうまくいきません。 最初は犬のペースに合わせて、そして伝えたい事を明確にすることが大事です。 今回のまとめ☆ ○まずは信頼関係を結ぶ事。犬に興味をもってもらえる人になりましょう。 ○トレーニングをはじめる前に犬の精神状態が落ち着いているかを確かめましょう。 ○物事を理解するには時間がかかります。何度も繰り返し伝えてあげましょう。 HappyMerryChristmas☆midori ぽちっとお願いします♪ にほんブログ村