Animal Control
シェルターには沢山の犬が閉じ込められています。
幸運であれば新しい家族に迎えいれられます。
しかし、一度家族に引き取られてもその後同じシェルターに戻される事がとても多いのです。
そしてシェルターに戻ってきた犬が再び新しい家族にもらわれる可能性はずっと低くなります。
シェルターの中は、犬にとって大変不快な環境です。
馴染みのないにおい。
見知らぬ犬達。
空間や餌を巡っての争い。
ストレスによって攻撃的になる犬。
予測できない人間達の行動。
その過酷な環境は犬の行動や性格に大きな影響を与えます。
多くの人は犬との楽しい生活を夢みています。
かわいくなつっこい犬、トイレも出来る、大人しいいい子を望んでいます。
シェルターにはいっていた犬たちは大きな精神的ストレスを受けています。
どのような行動を起こしても不思議ではありません。
そのような事態を想定していない人が犬を引き取ると犬はすぐにシェルターに戻されます。
上記はカナダの犬の雑誌の情報ですが、日本の保健所の場合はどうでしょうか。
日本の保健所は日の当たらない場所にある印象です。
詳細を知っている人、中を見た事がある人はほとんどいないのではないでしょうか。
例えば千葉の保健所にいる犬たちはあまりにも悪環境にいるため一般の人が直接引き取るのは難しい状態です。体は汚れ、ノミダニがつき、数多くの犬と同じ空間にいたため病気を持ってる可能性も高いです。
シェルターから衝動的に引き取る人はいなくとも、日本ではペットショップやネットで簡単に犬を飼ってしまうのが大きな問題です。
-
下記は、USA,ミラーズヴェルのシェルターの詳細です。
1ドル=80円計算(おおよその料金です)
引き取り料金
犬 2万円
7歳以上の犬 6500円
うさぎ・チンチラ
ハリネズミ 2200円
インコ 1200円
フィンチ 800円
鳩・鶏・ネズミ 400円
フェレット 4300円
ドッグライセンス取得料金
未去勢・未避妊の犬 5600円
去勢・避妊済みの犬 3000円
タグ 400円
引き渡し料金
ライセンスなしの犬 1万3000円
ライセンスなしの攻撃的な犬 3万600円
ライセンスありの犬 6500円
ライセンスありの攻撃的な犬 2万5000円
宿泊料金
一般的な犬 1500円
攻撃的な犬 2000円
火葬
5kg以下の犬 2200円
日本よりもずっと詳細が決まっていますね。
他の国の決まり事を知る事は私たちの問題点の解決のための大きなヒントとなります。
攻撃的な犬の料金が高ければそうならないように仔犬の頃からしつけようとおもうでしょう。
去勢の有無で大きく値段が違えばその重要性や効果を知ろうとするでしょう。
小さな事から変化させていけば良いと思うのですが、なかなか日本は【規則を変える】ということにはとてつもなく腰が重いようです・・・
人も動物も充実した日々が過ごせますように。
devote my life to dogs☆By midori
ぽちっとお願いします♪
にほんブログ村
掲載日:2012.04.13