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犬の種類図鑑

ダックスフンド (ロングヘアード)

犬の種類図鑑

History

歴史と概要

アナグマ犬、ダックスフント

犬の総合施設Pooch 犬の歴史

知らない人はいない、ダックス・フント。ダックスはドイツ語でアナグマを意味し、フントは犬を意味している。元来、アナグマ猟に使われていた立派な猟犬なのだ。
猟犬の中でもダックスは嗅覚を使ったタイプで、大胆な性格と優れた狩猟本能、鋭い嗅覚と大きな吠え声が、地中のハンティングで大活躍。
特にアナグマが潜んでいる巣穴を発見し、穴に飛び込んでアナグマを追い出すのが役目であった。アナグマは、農作物を荒らす害獣であると同時に、毛皮が高価であったために農家の貴重な副収入の一つであった。そこで、ダックスを改良に改良を重ね15キロあったサイズはスタンダードで9キロ、ミニチュアで3~4キロ、カニヘンで3キロ以下までに小型化され、どんなに小さいアナグマの巣の中でも入っていけるようにしたのである。猟犬としてはほとんど使われなくなった現在でもドイツでは、狩猟犬として扱われており、ダックスの3つの分類は体重や体高で図るのではなく穴に入れる胸囲の大きさで分けている。
被毛は、スムース、ワイヤー、ロングの3タイプある。一番人気は短毛のスムース、次にスコティッシュ・テリアやミニチュア・シナウザーを交配して作られたワイヤー(剛毛種)、そして、スパニエル系、アイリッシュセッターを掛け合わせて作られたロング(長毛種)がある。
日本では一時期異常なまでのブームがあり、現在でも人気犬種ベスト5には必ず登場する。
ちなみに2006年のJKCに登録されている数は全犬種中一位。
その人気の秘密は、サイズが小さく、散歩の時間も短くて大丈夫で、被毛の手入れも簡単なこと。そして、生まれつき友好的で落ち着きがあって、情熱的で遊びが大好き。エネルギーの塊のような犬種なので、嬉しいことがあると体全体を使って表現するのがまたかわいい。 さらに、観察力が鋭く、日々一緒に生活をしていく中で、どんどん飼い主の行動を理解していくし、適度な警戒心も忘れておらず、いざとなれば危険を知らせてくれる文句なしの犬種なのである。
またサイズ別に見るとロングタイプは、比較的静かでテリアっぽさが少なく、ワイヤータイプは、他のタイプより社交的。また、ミニチュアタイプのなかには臆病な性質を持った犬も観られる。
どのタイプであれ、あまりの、かわいさにご飯を上げすぎてしまう傾向があるようで、肥満になっているダックス・フントもかなり多い。いくら、散歩が短くすむからといって運動不足にさせるのはかわいそうだ。21世紀に入ってもハンター魂はまだまだ健在なので、山や森などに連れて行って、嗅覚を満足させてあげましょう。

犬の種類図鑑

Lifespan

寿命

14~17年

犬の種類図鑑

Alias

別名

犬の種類図鑑

Size

体重・体高

体重:ミニチュア4~5kg
体高:NO DATA

情報更新日:2015.08.01