Pooch Communications
DOG'S MEAL

犬の食事図鑑

亜鉛を含む食品

亜鉛

酵素の働きを助ける補酵素として働きます。
成長や生殖機能に関係し、タンパク質の合成に不可欠です。
亜鉛がなければ体内で細胞分裂が行えなくなってしまいます。
ですので、「肉球がガチガチに固い」「毛ヅヤがなくパサパサしている」
「毛の色が薄くなった」「脱毛」「治癒能力の低下」などは、
亜鉛不足が原因である場合があります。

食材一覧

  • レバー

    レバーを食べると貧血予防や改善に効果があり、癌や視力低下の予防にも効果的と言われています。肝臓病にも効果的で、良質なタンパク質が肝細胞を再生してくれるという働きもあります。レバーには鶏や牛や豚など様々な種類がありますが栄養的な違いはほとんどありません。レバーには多くのビタミンA群が含まれていますが、これは体内に蓄積する栄養素です。過剰摂取は骨に関する疾患や体重減少を引き起こしますので注意が必要です。また、脂肪やコレステロールが多く含まれていますので肥満や消化不良による下痢にも注意が必要です。2〜3日に1回、トッピング程度で与えるようにしましょう。
  • 牛肉

    消化吸収を手助けする酵素が含まれています。これらには免疫をつけたり、肥満を予防する効果があります。この酵素は加熱すると減ってしまうため生肉を与えることで十分に摂取することができます。しかし、生肉には寄生虫や病原性細菌が含まれているものもあるので生食用のお肉を与えましょう。または、酵素が減ってしまいますがしっかりと加熱をして与えましょう。部位によってタンパク質や脂肪の量が違いますので、健康のことを考え、脂肪の少ない赤身を選んであげましょう。1日の与える量の目安は体重の1〜2%が好ましいとされています。
  • 豚肉

    フードの原材料としてはなかなか見かけない豚肉、アレルギーが出やすいこと、脂肪分が多くお肉の中では消化されにくいことが主な理由です。しかし、ビタミンB1が豊富に含まれています。これは疲れの元となる乳酸の蓄積を防ぐので「疲労回復」「体力増強」「夏バテ予防」に効果があり、スポーツドッグの体のケアに最適です。また、成長を促進するビタミンB2やカルシウムの吸収をサポートするコラーゲンも豊富なので成長期の犬の体作りにも役立ちます。
  • 鶏肉

    高タンパク質、低脂肪でヘルシーな食材です。コラーゲンが豊富に含まれていることでも有名で、肌や関節の働きを助けてくれます。また、外からの細菌感染を防いでくれるビタミンAに関しては牛肉や豚肉の数倍も含まれています。
  • ラム肉

    生後1年未満の子羊のお肉のことをラム肉と言います。ラム肉には「カルニチン」という成分が豊富で、これには脂肪燃焼やコレステロールを下げる効果の他、心臓病動脈硬化予防があります。また、魚肉並みにヘルシーで与えても太りにくいのが特徴です。
  • 馬肉

    高タンパク質・低カロリーの食材で、栄養素は高いのにカロリーは豚肉や牛肉の約半分、脂肪は約5分の1なのです。ダイエットしたいわんちゃんにはとてもいい食べ物です。栄養が豊富なので健康志向のわんちゃんにもオススメと言われています。鉄分は豚や牛、鶏と比べると3〜4倍ですし、カルシウムも豚や牛と比べると3〜4倍です。また、馬の体温は豚や牛と比べて5〜6℃高いため、寄生虫が付きにくいうえに、馬肉はお取り寄せした場合ほぼ冷凍で届きます。寄生虫は-20℃に2日間置くと死滅することから、冷凍で届く馬肉は比較的安心して与えることができるといえます。
  • 鹿肉

    野生の鹿肉は豚肉や牛肉と違い添加物や抗生物質、ホルモン剤のような薬品を使いません。また、鹿は豚や牛などに比べて体温が5〜6℃高いため寄生虫がつきにくいといわれています。ですから生肉でも比較的安心して与えることができます。そして、鹿肉は低カロリー、低脂肪、高タンパク質です。カロリーは他のお肉に比べて3分の1ほど、脂肪にいたっては15分の1ほどしかありません。
  • ブロッコリー

    ビタミンCが豊富で、レモンよりも多く含まれています。そして「スルフォラファン」という成分が含まれていることがわかっており、解毒作用や抗酸化作用があります。ビタミンCと合わせて摂取することで癌等の病気の予防効果が期待されています。しかし、ブロッコリーには食物繊維が豊富なので生のままでは消化に良くありません。茎の部分まで与える場合には、周りの固い皮を厚めに剥がし茹でて与えてください。細かく刻む、あるいはミキサーにかけるのも有効です。また、与えすぎると甲状腺に悪影響を及ぼすと言われています。与える際にはトッピング、またはおやつ程度にし、甲状腺に持病がある場合には、控えましょう。
  • 煮干し

    煮干しにはカルシウムが豊富に含まれています。タンパク質が中心のドッグフードではカルシウムが不足しがちです。そのため、おやつとして煮干しを取り入れることで補うこそができます。DHA及びEPAも豊富に含まれており、これらの成分には血液をサラサラにする作用があります。「神経細胞の活性化」に効果があり、認知症の予防に繋がります。認知症の発症率が80%にもなる日本犬には煮干しが最適です。しかし、煮干しを与えて過ぎてしまうと、過度なミネラル摂取により尿結石を引き起こしてしまいます。一度に1〜2匹程度にしましょう。
  • 大根

    犬は野菜を上手く消化することができません。しかし、与え方を工夫すれば根の部分だけでなく葉の部分までも与えることができます。大根の皮を剥いた根の部分は90%が水分です。また、カリウムが豊富なので利尿作用を促進してくれます。体に溜まった老廃物を排出することができ、体内のリセットに役立ちます。様々な酵素も含まれており、消化を助ける働きをしてくれます。酵素は熱に弱いので生のまま与えることで有効に働きます。葉には体内でビタミンAに変わるベーターカロテンが豊富に含まれています。ベーターカロテンは油によって吸収が高まるので炒めて与えることで有効に働きます。しかし、与えすぎると大根に含まれる辛味成分でお腹を壊してしまうので注意が必要です。