Pooch Communications
DOG'S MEAL

犬の食事図鑑

ビタミンCを含む食品

ビタミンC

コラーゲンの合成や外傷の治癒促進など、様々な効果を持っています。
犬は体内でビタミンCを合成することができますが、
犬のサイズや犬種に関係なく合成量はどの犬も同じです。
なので、大型犬であればあるほど不足に注意しなければいけません。

食材一覧

  • ブロッコリー

    ビタミンCが豊富で、レモンよりも多く含まれています。そして「スルフォラファン」という成分が含まれていることがわかっており、解毒作用や抗酸化作用があります。ビタミンCと合わせて摂取することで癌等の病気の予防効果が期待されています。しかし、ブロッコリーには食物繊維が豊富なので生のままでは消化に良くありません。茎の部分まで与える場合には、周りの固い皮を厚めに剥がし茹でて与えてください。細かく刻む、あるいはミキサーにかけるのも有効です。また、与えすぎると甲状腺に悪影響を及ぼすと言われています。与える際にはトッピング、またはおやつ程度にし、甲状腺に持病がある場合には、控えましょう。
  • 山芋

    「山のうなぎ」と言われるほど栄養価の高い山芋には、アミラーゼと呼ばれる消化を促進する成分が含まれており、食欲不振の改善や整腸作用があり、胃腸に優しい食材です。また、ムチンという成分がたんぱく質の吸収を向上させ、栄養摂取の補助的な役割を果たします。しかし、山芋の皮には多くのシュウ酸カルシウム結晶があり、針のような形をしているため皮膚に付着すると痒みを伴います。これは人だけではなく犬にも起こりえます。皮膚疾患を持つ犬の場合、山芋は与えない方がいいでしょう。
  • 大根

    犬は野菜を上手く消化することができません。しかし、与え方を工夫すれば根の部分だけでなく葉の部分までも与えることができます。大根の皮を剥いた根の部分は90%が水分です。また、カリウムが豊富なので利尿作用を促進してくれます。体に溜まった老廃物を排出することができ、体内のリセットに役立ちます。様々な酵素も含まれており、消化を助ける働きをしてくれます。酵素は熱に弱いので生のまま与えることで有効に働きます。葉には体内でビタミンAに変わるベーターカロテンが豊富に含まれています。ベーターカロテンは油によって吸収が高まるので炒めて与えることで有効に働きます。しかし、与えすぎると大根に含まれる辛味成分でお腹を壊してしまうので注意が必要です。
  • ビタミンCが豊富に含まれており、低カロリーなのでおやつとしては最適です。
    その他にもポリフェノールが含まれており、視力改善や抗酸化作用に効果がありますので、犬の老化防止に有効です。
    しかし苺にはキシリトールが含まれており、過剰摂取は低血糖を引き起こす要因となります。
    1日に1粒を目安に与えるようにしましょう。
  • さつま芋

    ビタミンCやビタミンB6が多く含まれています。
    ビタミンCは老化防止に効果があり、ビタミンB6はタンパク質をエネルギーに変える働きをします。お肉中心の食事の場合、さつま芋を少しトッピングしてあげるとバランスが取れます。
    また、ヤラピンという栄養素や食物繊維が便秘を予防する働きをしてくれます。
    しかし、糖質が多い為与えすぎると肥満の原因となります。
    1日15g程を目安に与えるようにしましょう。
  • 栗には多くのビタミンやミネラルが含まれており、栄養満点の食材です。
    100gあたりのカロリーが164kcal、タンパク質が2.8gなのでご飯を食べまくなってしまったわんちゃんの栄養補給にもなります。
    しかし、消化に良い食材ではないので与えすぎると消化不良を起こしてしまいます。
    また、利尿作用のあるカリウムが多く含まれているのでおもらしの原因となることがあります。
    1日1粒を目安に与えるようにしましょう。
  • レタス

    95%以上が水分でできているので犬の水分補給に最適です。
    レタスはラクチュコピクリンという成分を含んでおり、
    自律神経を整える機能や、リラックス効果や安眠効果が期待できます。
    また、夏野菜なので体を冷やす効果があります。
    冬場に与える場合には湯がいたものやスープの具として与えるのが最適です。
    栄養が豊富で低カロリーなため、犬のおやつには最適ですが与えすぎるとお腹を壊してしまいます。