福島の結果報告、大量に犬が・・・犬の保護の仕方
昨日、福島県いわき市まで車で犬の保護及びドッグフード関連の物資を運び入れてきました。
結果報告
常磐自動車道でいわき中央まで船橋から車で2時間30分ほど。友部インターで2000円分給油可能。ここでガソリンを入れるのが最後のチャンスです。
高速を降り、246(海沿い)の道を北上。瓦礫の山、壊れた車の山が沢山ありますが、なんとか車で通ることは可能です。
四倉避難所に行き、犬に関して困っていることはありませんか?と聞いたところ、「犬?」と怪訝そうな顔をされてしまいました。
確かに、犬どころの騒ぎではなさそうですが、多分初めて震災後、犬という言葉を耳にしたのかもしれません。
とにかく、海沿いの避難所ではドッグフードなどは全く必要としていませんでした。
それもそのはずで、海沿いには犬は一頭もいませんでした。あの光景をみると全滅してると考えるのが自然です。
いわき平競輪場が物資の拠点になっているのでそちらに運び入れればニーズがあれば、そちらに送ってくれるとのこと。
→http://www.tairakeirin.com/
(ですので帰りに平競輪場に立ち寄り、頂きました物資をしっかり置いてきました。ご協力ありがとうございました。)
話は前後しますが、それから今度は福島原発の影響でゴーストタウン化している大久町などを取り残されている犬がいるとたのボランティアさんからお聞きし捜索を開始。
道中には轢かれた犬がごろごろしていました。
静まり返った町には鶏の鳴き声だけがこだましており犬の姿もありませんでした。
また、そこの避難所に犬はどうしているんですか?と聞いたらあっさりと、「みんな野に放ったよ」とのこと。
散歩している人を見かけたのでその人にも声をかけてみましたが、同じような答えでした。
始めっから一緒に避難しようという意識がないのかもしれません。
他の町も回りましたが、保護に成功したのは一頭のみ。
情報では郡山に沢山の犬が集まっていると他のボランティアさんから聞きました。
他のボランティアさんは大量の捕獲に成功し、車に詰めれるだけ詰め込んでいました。
そのボランティアさんから預かったワンちゃん達を含めると、ぷーちで保護している震災犬は10頭に及んでいます。
キャパシティー超えてしまっています。
これから震災地に入り、犬の保護を考えている方はした点に注意したほうがよいです。
〇1人で行かない。 運転しながら同時に犬を発見するのは難しい。また、犬を見つけても1人で保護するのが難しい。
〇ガソリンは普段よりも消費すると考えてください。 まだまだ、余裕だよと思っていると沢山の坂道で燃料を失い、想像していない渋滞にはまり、本当に帰れなくなります。
〇防寒対策はしっかり。とにかく、寒いです。雪も普通に降っていました。
〇女性だけでは行かない。治安、決して良くありません。
〇噛む犬、吠えまくる犬の保護は後回し。これらのワンちゃんを保護しても迷惑なだけです。まずは他の方に預かっていただくのですからあまり迷惑をかけないフレンドリーなワンちゃんにしてください。フレンドリーなワンちゃんだけで車に詰め込めないほどいますから。
〇小型犬はまずいません。大型の雑種、それに柴などの中型犬がほとんどです。大型のクレートを用意したほうがいいです。まず、クレートに入ったことのあるワンちゃんはいないので、小さいと入れるのに一苦労します。
簡単ではありますが、結果報告でした。
たった一日、二日で声をかけただけなのにこれだけの支援を頂けて、本当に感謝と感動を致しました。
みんな、心は震災地にあるのが実感できて心温まる思います。
ぷーち、命のバトン・・・続けます!
次回の福島行きはとりあえずこちらにいるワンちゃん達がある程度、新しい家を見つけてからになります。
今ほどしているワンちゃん達の情報を整理してからまたブログで公開いたしますので、宜しくお願い致します。
追伸
ドッグフードがあまり必要ないという印象を与えてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
いま、野放し状態になっているワンちゃん達や捕獲できないワンちゃんにご飯を捲いてくるのもとても大切ですし、保護してくれている方の負担を少しでも軽くするためにも引き続き、物資の支援は必要ですのでご協力お願いいたします。
震災で迷子になっているワンちゃん達を一頭でも多く助けられるようにご協力お願いいたします。
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掲載日:2011.03.24