Stop barking!!
犬の問題行動の代表ともいえる『吠え』。 犬は吠えるのが大好きです。 楽しくても、嫌な事があっても、何かが欲しくても、びっくりしても、吠えます。 しかし私たちは近隣の人々のために、愛犬の吠えをコントロールしなければなりません。 私たちが犯してはいけない最も大きなミスは、犬の吠えに対しておやつや声かけ、抱きしめるなどのご褒美を与える事です。 吠えるのをやめさせるための様々なご褒美は犬にとってごまかしに過ぎず、『今なにをすべきなのか』が伝わりません。 人がおやつによって吠えをやめさせようとする犬の多くは社会化不足で攻撃的になったり、逆にこわがりになってしまった犬たちです。 なぜ多くの人が吠えに対しておやつを与えるのか。 吠えている犬におやつを与える理由は【吠え】という問題行動改善、【社会化】、そして【人に注意を向ける】、この3つの同時進行です。 犬や人が嫌い、クレートに慣れていない、一人が不安、このような理由によって犬は吠えます。 その場合、人が嫌いな犬に手からごはんをあげたり、クレートの中でごはんを食べさせてクレートに慣れさせたりすることがあります。 緊張しすぎている犬はごはんを食べないので、食べられるようになったという事はかなり社会化が促進されたということです。 恐怖や不安から吠えている犬にはまずは社会化。 社会化ができて、人や犬・物音や刺激を克服しないことには吠えをやめさせることはできません。 社会化不足の犬には自分の力でこわいものを乗り越えてもらう必要があります。 そこに人が介入しては、犬の自立心が育ちません。 つまり、吠えている時のご褒美では犬の社会化は促進されません。 そして飼い主に注意を向ける事。 その場合もごはんをあげることに賛成です。犬が名前を読んだときにすぐにこちらに集中してくれるようにすることは重要です。 人へ集中することは刺激が大きくなればなるほど難しくなります。まだ完全に覚えていないのにわざわざ犬が吠えているときに練習する必要はありません。まずは家で、犬がアイコンタクトや呼び戻しの意味をきちんと理解できるようにしましょう。 社会化と人の指示への理解が出来ていれば、吠えを止める事は最初の頃よりもずっとやりやすくなっているはずです。 犬の吠えには、様々な要素が絡まり合っています。 細かく分けて、ひとつひとつ犬に教えていくのがベストですね。 吠えている時におやつを与えることは犬にとって非常に分かり辛い行為。 犬にとって分かりやすい人を目指しましょう☆ devote my life to dogs☆By midori ぽちっとお願いします♪ にほんブログ村