犬とベットを共にするということは、善か悪か?

「とてもわがままな子なんですが寝るときは一緒なんです。」
「寝ていると、いつの間にかベットに入ってきているんです。」
などなど、多くの飼い主さんは犬と一緒に寝ています。
不思議なことに、「一緒に寝るってよくないんですよねー。本で読みました」
という情報を持っているにもかかわらず、やはり一緒に寝ている人がほとんど。
私は大型犬2頭と中型犬1頭と一緒に寝ています。ベットからはみ出てしまうので、床で寝ている状態です。今のところ、犬同士に問題もなく、私と犬との関係にも問題はありません。
そもそも、犬が人と一緒になると何が問題だとされているのでしょうか?
犬の寝床に関わる問題行動でよく見られるのは「縄張り性攻撃行動」。
縄張り性攻撃行動は、寝床など犬が縄張りとして認識している場所に人や他の犬が近づくと攻撃を仕掛けるといった問題行動です。
後は犬の視点が高くなるので自分が偉いと勘違いするからなどの説明を見ることがあります。
しかし、飼い主がその縄張りを(つまりベットを)支配しているのであれば、縄張り性攻撃は起こりません。犬に仕切られている人だったら咬まれる可能性は多々ありますね。もちろん、寝ぼけてて咬んでしまうということもゼロではありません。
また、人のソファーベッドを寝床にしている犬が飼い主が近づくと「う~」とうなったり、咬みついてくるという相談を受けることがあります。
このようなケースの場合、犬の多くは普段、一緒にベッドで寝ていたりソファーに一緒にいる場合が多いです。
そしてほとんどの飼い主さんはクレート(ハウス)に犬を入れたことがありません。
クレートでも安心して寝れることを愛犬が理解出来れば、一つの縄張り(つまりベットやソファー)だけを守らなくてもよくなるので怒る意味が消えます。
クレートでも快適に寝れるんだぁ。じゃ、今日はこっちで寝るかなぁと思わせればよいのです。
犬と一緒に寝て問題がある飼い主さんは、飼い主さんが犬を指示一つでベットやソファから降ろすことができ、なおかつクレートでも静かに寝て入れるように慣らしてあげないといけません。
これから涼しくなって安眠できる季節です。愛犬に邪魔されないように一緒に良い夢を見ましょうね☆
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掲載日:2010.10.14