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プーチのドッグトレーナーが執筆する、犬と飼い主さんのためのプログ

さらば、フィラリアよ

今週、獣医さんにリキ(プーチの愛犬)のフィラリアが消えたかどうかを診てもらいました。

大人しく血を抜かれたリキ。結果が出るまで5分間、ドキドキ…



検査結果は・・・陰性!

陰性って何?いないってこと?

そうなんです。フィラリはリキの体内にはもういないのです。

いやー、うれしーですねー。



リキは里親会から譲って頂いたワンちゃんなのですが、フィラリアがいることは初めから知っていました。獣医さんのアドバイスは、「フィラリア予防薬を通年通して飲み続ければ、フィラリアがいなくなる可能性はあります。」というものでした。このアドバイスに従った結果、陰性となった訳です。

フィラリアは一度かかってしまった場合、寄生している虫の数や症状の具合で対処が違います。治療法は大きく分けて3つあります。

外科的手術(心臓や肺に直にメスを入れる)は、特に小型犬などはリスクがとても大きく、よほど症状が酷い場合でないと行われません。また、この方法では全ての虫を駆除する事は不可能です。

他に砒素剤なんかの駆虫薬を使う方法。これまた死滅した虫の死骸によって血栓が起きるなど、深刻なダメージを与える事が多々あるそうです。よってこれもお医者さん的には積極的に行いません。

一番リスクが少ないのが、予防薬を15ヶ月前後、冬場等も毎月飲ませることで成虫をも駆虫する方法です。

リキは若く体力もある方だったので、予防薬の治療方法で効果があったのですが、すべてのフィラリアを抱えてしまっているワンちゃんに効くかどうかは実際のデータがないのでなんとも言えません。ただ、可能性はあるということです。あきらめてはいけませんね。

私の愛犬はフィラリアではないから、関係ないと思っている方も多いでしょう。

でも、気をつけてください。フィラリア予防薬をワンちゃんがしっかり「食べきったか」を絶対に確認してください。また、お薬を飲んだ日に「吐き出していないか」も要チェックです。

予防薬がちゃんと消化されているかを確認するのはとても大切。
よく、「予防薬を飲ませているのにフィラリアにかかった」という方の話を聞きます。それはお薬がちゃんと消化されずに吐き出されてしまったために感染してしまったのです。

うちの子に限って・・・は、フィラリアには通用しませんので気をつけてください☆

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掲載日:2010.01.23
情報更新日:2020.09.09