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プーチのドッグトレーナーが執筆する、犬と飼い主さんのためのプログ

のび太は注意欠如、ジャイアンは多動性障害・・ADHDとは

愛犬に、十分な運動をさせていたり、たっぷり一緒に時間を過ごしているのに、まだそわそわしていたり注意力散漫だったりするようであれば、ADHD「注意欠陥・多動性障害(Attention Defecit/Hyperactivity Disorder)」を疑ったほうがよいかもしれません。

ADHDの別名はのび太・ジャイアン症候群。のび太は注意欠如、ジャイアンは多動性障害という意味。



確かにのび太はいつも「ボケっ」としているしジャイアンは常に「興奮」していますよね。

ADHDはもともと「人」の病気と考えられていましたが、最近の研究によって犬も、脳障害を原因とする集中力散漫や落ち着きのない過剰な動きが症状としてあらわれる疾患として認知されるようになってきました。

興奮したり、集中力がない、ワンちゃんはたくさんいますが、すべてのワンちゃんがADHDと言うわけではありません。



慎重な観察が必要です。例えば、甲高い声をあげて、褒めるような飼い主さんや、興奮している時に撫でたりしていると常に興奮することが「癖」になっている可能性のほうが大きいです。これは飼い主さんが、興奮犬を作り出しているのであって、脳内機能の欠如とは全く意味が違います。

もし、ADHDと診断されたら投薬と行動トレーニングの両方が必要になります。

正しく接しても一向に落ち着きがない場合には一度、獣医さんに相談をしたほうがよいかもしれませんね。

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掲載日:2010.03.25
情報更新日:2020.09.09