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プーチのドッグトレーナーが執筆する、犬と飼い主さんのためのプログ

噛みつく犬のメカニズムとは

一番、危険な問題行動としてあげられるのが、犬でも人でも突然、がぶっと噛みつくワンちゃん。

食事の邪魔をしたり、寝ているときに邪魔をしていて噛まれるのは仕方がないとしても、噛む理由もないのにパニックを起こし、噛んでしまうワンちゃんがいます。どうしてでどうしょうか?



答えは脳の中の海馬にあります。

海馬は、脳に入ってきた情報を大脳皮質が処理し蓄積する前に、
情報の交通整理する役割があります。

「この臭いはこれだった」「この人は好き」などなど、目の前にあることに対しての判断を右か左かを選んでいるわけですね。

幼いころに十分に社会化が行われなかったワンちゃんはこの脳細胞の数が少なくなってしまいます。十分な脳細胞がなければ、目の前にあることに対して理解することが難しくなります。

さらにトラウマは、大脳皮質に情報が送られる前に海馬に焼き付いてしまい、反射的に行動(噛む)してしまうのです。

つまり、考える前に→噛む、パニックになるんですね。

これをしつけやトレーニングで治すのはとても難しく、時間がかかります。

結局、ちゃんと社会化をしないつけが回ってくるわけですが噛む行為は言うまでもなくとても危険。飼い主が気にしないければ済む話ではありません。

ワンちゃんの一日は人間の一日よりも早く過ぎていきます。
ちゃんと社会化を行う期間を見過ごさないようにしましょうね☆

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掲載日:2010.02.16
情報更新日:2020.09.09