グッバイ過保護、こんにちわタフネス
犬の社会化がとても大切だということをご存知の方も多いと思います。
人間も外界から遮断された生活を長期にわたって続ければなんらかの精神的障害が発生するのは想像するまでもなく、当たり前。
ワンちゃんも同じで、社会経験不足はこれからの犬生をストレスだらけの中で過ごさせるということを意味しています。
「じゃ、社会化しなくちゃ」といっていきなり、元気なワンちゃんがたくさん集まっているドッグランに放り出しても恐怖に耐えるだけで終わってしまいます。
恐怖に打ち勝つには、恐怖の対象を理解しなくては克服できません。「なんだ、べつに怖いことないんだぁー」と。
しかし、理解には時間がかかります。ですので耐える時間がつづいていけば理解につながり、慣れていきます。(徐々にゆっくりとですよ)
しかし、多くの場合には中途半端に社会化が終わってしまいます。
短時間、環境を変えただけではしっかりとした効果を期待できるはずはありません。
想像してみましょう。私たちが観光でドイツに行くのと、留学でドイツで生活する場合、どちらのほうがドイツという国を理解できるでしょうか?
確かに、右も左もわからない海外生活はストレスの連続でしょう。
しかし、そのストレスも時間がたてば理解へと変わり、落ち着いてきます。
ワンちゃんも同じです。生きていくうえでは「耐える」ことが必要不可欠なのです。
動物愛護運動が活発になっている昨今、とても喜ばしいかぎりですが、人間が動物のストレスをすべて取り除き、過保護な状態で育てることが「善」と考えているのであれば、間違った方向に向かうかもしれません。
「生きる」ということは「ストレス」があるということ。
そしてストレスに勝つためにはいろんなことを耐え、経験した「タフ」なワンちゃんになるというのが、一番自然な育て方なのではないでしょうか?
追伸、もちろん、その子の性格に合わせた環境作りが大切です。
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