犬はどこまで潜ることができるのか?
「犬掻き」という言葉があるくらいですから、イヌは泳ぎが得意というのをご存知の方は多いと思います。
しかし、水面を泳ぐだけでなく潜ることもできます。
私が米国で警察犬のトレーニングをしていて一番難しいかったのは、水中にある遺体を見つけるというトレーニングでした。
まずは、おもちゃを水面に投げてとってきてもらう訓練からはじめ、次に、沈むおもちゃを浅い水深に落として持ってこさせます。それからだんだん水深を深くしていきます。
私のところではラブラドールがメインでした。しかし、ジャーマンシェパード、パグ、テリアなども潜っているのを見たことがあります。
訓練を重ねていくと水深5mほどは潜れるようになります。潜っている間に大きな魚に出会うと、追っかけてしまうのがなんとも微笑ましい光景でした。
しかし、訓練内容は人間にとってはとてもシリアス。訓練期間は約2ヶ月から3ヶ月。最終テストは実際の遺体を使って行います。(余談ですが最終テスト前までは豚の臓器などを代用します。)
水深5m以上の深さで視界が悪くても、イヌの持つ天才的な嗅覚で仕事をこなしていくワンちゃんには驚かされるばかり。
海で遊ぶ季節はまだ先の話ですが、ぜひ「潜り」もワンちゃんが楽しんでいるようだったら教えてあげてみてください。愛犬の世界がまた広がりますよ♪
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掲載日:2010.02.07