犬が味覚オンチの理由
あっという間にご飯を平らげるワンちゃん。
どんなに上質なお肉を与えようと、安いドライフードを与えようと食べる勢いに違いはありません。
贅沢な環境に育っているワンちゃんは好き嫌いがあるようですが、元来犬は食べ物を「味わう」存在ではありません。
なぜか?
「味わう」余裕がないのです。
「速攻」食べないと、横取りされたり、ほかの動物に襲われる可能性があります。味わっている場合ではありません。
たとえば人間の場合は噛むことによって物を砕き、同時に唾液を多く分泌させて、食物を混ぜ、胃液同様に消化を助ける役割があります。これにより、時間をかけて味わうことができます。
一方、犬も唾液を分泌します。しかし、犬の唾液は食物をなるべく早く胃に流し込むのに滑りやすくするための役割があり、消化を助けるためではありません。消化は強力な胃液の仕事。肉でも、骨でも、きれいに消化します。
味に敏感だったら、食べるのに時間がかかってしまい自分の身が危なくなりますし、武器にもなる犬の口がいちいち味を感じていては集中力に欠け、リスクが高まります。
ちゃんと「味覚オンチ」にも理由があるんですね。
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掲載日:2010.02.06