何故、子犬はなんでもかじるのか
子犬は何でも口に入れて「かみかみ」します。靴にスリッパ、カーテンにティッシュ、クッション、ビニール袋などなど、とにかく口に入れては壊したり、引きちぎったりしないと気が済みません。
何でも口に入れてしまう癖は子犬特有の旺盛な好奇心と探索精神が原因です。
また成長期にものを「かじる」行為はのちのちの精神と体に大きな影響を及ぼします。
特に永久歯が生えそろう頃にしっかり「噛む」経験を積まないと歯や顎の形成に悪影響を及ぼすだけでなく、歯の中の神経が脳の発達に深くかかわっているためこの時期にあまり噛んだ経験がないと問題行動を引き起こす可能性もあります。
噛む行為がとても大切なのがわかっていても、家中のものを次々に破壊されていたらたまりません。
そこで、「噛んでも良いもの」「噛んで悪いもの」をしっかり教えることが必要です。
一番、簡単でそして効果的なのが、イヌにかじられて困るものを高い所などに置く環境作り。床に何も落ちていなければ噛むものがありません。そして子犬が何か、噛めるものを探し始めたら木のおもちゃを与えて、噛む欲求を満たしてあげるのです。
実は化学物質を含まない木のおもちゃは、イヌの噛む欲求を満たし噛む癖を軽減させるという研究結果が出ています。
人の赤ちゃんも何でも口に入れたがるように、子犬も何が食べられて、何が食べられないのかを学ぶためにいろんなものにチャレンジします。大切なのはそのチャレンジを温かく、そして安全面に配慮してあげられる気配り。
健康な経験や体験を積んだイヌは、逞しい精神の持ち主になることでしょう。
人間も努力や経験した事以上の力は出せないのですから・・・
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