犬種別データの偏り(汗)
犬種大図鑑や犬種別データ本など、本屋さんでよく見かけます。
私も数冊犬種データ本を持っています。犬種のルーツや目的などを調べるのがとても楽しい。犬種のルーツや作出目的を知ることは犬を理解する上でとても大切です。しかし、このデータ本に頼りすぎるのはよくありません。どんな犬種であろうが犬はあくまでも犬です。
物覚えの良いボーダーコリーもいれば、物覚えの悪いボーダーコリーもいます。
そもそも一般的に紹介されている「犬種別データ」は80年代にアメリカの動物行動学者ベンジャミン・ハートが、服従訓練の入りやすさについて96名の「犬のプロ」(獣医や服従競技の審査員)アンケートをして回答をまとめたものです。
96名中70人以上が獣医さんでした。
獣医さんは、犬の病気には詳しいが実際のトレーニングに携わっていないため犬の性格や性質に関して評価しても頼りになりません。
それに犬種だけでも何百種類あるというのにわずか96名で判断でしてしまうのはいささか強引な気がします。
より正確な「犬種別データ」を作成するのであれば膨大な時間と労力が必要になります。残念なことに2010年を迎えてもいまだ、十分に信頼を置ける犬種別データはこの世に存在していません。
そもそも犬種別データが出版社によって内容が違うし(汗)
とても大切なのは適当な犬種別データ本に頼るのではなく、犬を理解したければ、やはり自分自身の注意深い観察力と、たくましい想像力に頼るしかないようです。
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掲載日:2010.01.06