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プーチのドッグトレーナーが執筆する、犬と飼い主さんのためのプログ

グッバイ歯石、ハロー健康

前回の続き、歯の病気に関してきょうはお伝えます。




歯の病気の最大の原因は、何といっても歯石。この歯石さえ除去すれば 、歯の病気の大半は予防できます。

統計によると、歯磨きを毎日行なえば、歯石の95%、週1回でも76%を除去できるという結果が報告されています。

しかし、犬の歯磨きは簡単にはいきません(涙)愛犬の歯を磨くには、まず抵抗なく口を開けさせることが大前提。気をつけなければならないのは、けっして犬に恐怖感を与えないこと。すぐに口を開けようとしなくても、叱りつけてはいけません。どんどん、抵抗して口を開けなくなってしまいます。



最初は口を閉じたまま、歯磨きという行為に慣れさせることが大切です。そして、ゆっくりと時間をかけ、上手にできた時は、必ず褒めてあげてください。理想的なのは仔犬の時から飼い主が体のいろいろなところに触り、触られても警戒しないようにしつけておくことでしょう。

どうしても歯磨きをさせてくれない子は、燻製のラムボーンなどを与えても良いでしょう。そもそも、野生の狼は骨をかみ砕くことによって、歯石が削れられ歯を間接的に磨いています。うちのワンちゃんも、2週間に一度、ラムボーンを与えているおかげで歯石がありません。ぜひ、お試しを☆



また、犬が遊ぶおもちゃ「コング」など歯磨き効果を謳ったものが多くありますが、ほとんど役に立ちません。ゴムの摩耗だけで歯石はとれませんし、奥歯まで届くこともありません。実際、歯磨き効果をうたっている商品に科学的データを公表しているものはありません。つまり、メーカーが自信持って「歯磨き効果があります」とは言えないほどの低レベルのものです。おもちゃとしてはいいんですが・・・

予防の次に大切なことは、早期に異常に気づき、ひどくならない前に、治療することです。特に下のような症状がある場合は、治療が必要ですので、動物病院に連れていってください。 犬は歯がなくても人間ほど困らないとはいえ、やはりできるだけ長く健康な歯を保ってあげたいものです。歯の病気は予防できますから、しっかり管理してあげてください。

 ・歯がぐらついている
 ・歯ぐきから血が出ている
 ・歯が黒ずんで茶色になっている(歯石が形成されている)
 ・口臭がひどい
 ・食事を食べようとしない、あるいは噛みにくそうにしている
 ・食べ物をうまく噛めない
 ・足を口に当てがって不快そうにしている

みなさん、くれぐれも歯石を軽視しないでください。歯石は万病のもと。もし、今犬の歯に歯石が付着していたら獣医さんに除去してもらって、それからしっかり二度と歯石が付着しないように歯のケアをしてあげましょう♪

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掲載日:2009.11.13
情報更新日:2020.09.09