犬の気持ちがわかる赤ちゃん!?
犬とまったく接したことがない人間の赤ちゃんでも、怒っている時や機嫌がよい時の犬の鳴き声を聞き分けられるということが、ブリガムヤング大学の研究で明らかになったそうです。
詳細は以下から(英語です)。
Babies understand dog-speak, BYU study finds
http://byunews.byu.edu/archive09-Jul-babybarking.aspx
これはブリガムヤング大学の心理学のRoss Flom教授らが行った研究で、生後6ヶ月の乳児たちは怒っているときと人懐っこいときの犬の声を聞かされ、それに合った表情やボディランゲージの犬の写真とマッチさせることができました。Flom教授と学生2人によるこの研究結果はDevelopmental Psychology(発達心理学)誌に発表されました。
「感情は、赤ちゃんが彼らをとりまく社会の中で最初に習得するものの一つです。対象に犬を選んだ理由は、鳴き声・ボディランゲージ共にコミュニケーション能力が高い生物だからです」とFlom教授。
実験に使われた犬の写真。
実験では、乳児にまず表情が違う同じ犬の2枚の写真を見せ、次に威嚇するような鳴き声と友好的な鳴き声のサウンドクリップをランダムな順番で再生しました。乳児が学習してしまっては意味がないため、実験は1人の乳児につき1回だけ行われる徹底ぶり。
録音された犬の声が再生されている間、生後6ヶ月の乳児の場合は鳴き声に合った表情の犬の写真を見つめるのに時間を費やし、それより年長の乳児の多くは一目見てすぐに犬の声と表情を正しく結びつけました。
実験で赤ちゃんが動揺したりむずがることはなく、ほとんどの赤ちゃんが楽しんでいる様子だったとのことです。「乳児はかなり協力的な被験者だ」と共著者の学生は語っています。
赤ちゃんは言語を身につけるよりずっと早くから、周囲の空気を読んで、それに反応することができます。この研究結果は人間の赤ちゃんが言葉より先に感情を習得することを裏付け、赤ちゃんの驚異的な学習速度の秘けつを理解するのに役立つとのことです。
大人になるとかえって、周囲の空気が読めない人が多くなる(日本の元首相とか?)気がします。成長するにつれて様々な概念や観念が刷り込まれてしまって、ピンボケしていってしまうのでしょう。
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