犬の鼻について詳しく調べてみました 研究結果編
3Dモデルで見る犬の鼻: 魅力的な世界の中をのぞいてみましょう
ペンシルベニア州立大学のブレント・ケーブン氏を中心とするアメリカの研究者チームは、核磁気共鳴画像撮影(MRI:磁場と電波を利用して内蔵と関節の画像を得る診断方法)によって犬の鼻内部をスキャンし、犬の鼻の3次元モデルを生成しました。
こちらがその画像です。
1. 気流(吸気・呼気)2. 鼻甲介 3. 嗅球 4. 臭覚皮質 5. 鼻腔
そして、特別なコンピュータプログラムによって、犬がどのように空気を吸い込み、あちこち行ったり来たりする気流がどのように鼻の内部で振り分けられるかをシミュレートしました。さらに芳香物質が鼻粘膜との接触のあと、どのようにして嗅覚受容体まで運ばれるかも調べる徹底ぶり。
この研究で、研究者は、空気の出し入れの方法と粘膜での芳香物質の受容、そして鼻粘膜への運搬がそれぞれお互いに適合するように正確に調整されている、ということを突き止めました。全ての要素が、嗅細胞へと運ばれる芳香物質をあらかじめ事前にふるい分けるのをねらいとしています。
粘膜で、吸い込まれた匂い(これは非常に雑多な香りを組み合わせたものとして理解すべきものです)は少量ずつに分割され、場所や時間をずらして嗅細胞に到達します。こうして、犬は匂いの精細なニュアンスまで嗅ぎ分けられるのです。
例えばたんぽぽの臭いが犬の鼻に入ると、甘いにおい、苦いにおい、青いにおい等に分解され認識しているということですね。
しかし、犬が卓越した嗅覚を獲得したのは、ふるい分け装置のように働く鼻の粘膜だけによるのではありません。
『生物の嗅覚能力を考える上では、嗅粘膜の大きさとそこに位置する嗅細胞の数も決め手になります』とヘッセン州警察学校で警察犬関連学科の長である、ゲロルド・ギュンターは説明します。
その説明とは!
続きは次回にて☆
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