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ILLNESS

犬の病気辞典

お腹が腫れる症例の一覧

症例一覧

  • 胃拡張・胃捻転症候群

    胃が腫れ上がり捩れを起こし、全身に悪影響を及ぼしたり、 最悪な場合には死に至ることもあります

    胃拡張・胃捻転症候群

    イカクチョウイネンテンショウコウグン

    胃が腫れ上がり捩れを起こし、全身に悪影響を及ぼしたり、
    最悪な場合には死に至ることもあります。
    食べ過ぎた後や食後すぐに運動させることにより胃の中でガスが発生し、
    急激に腹部が膨張して拡大することで発症します。
    その膨張した胃が捩れるように回転することを胃捻転と呼びます。
    胃の拡張や捩れが進行すると腹部を痛がったり、
    脈圧が低下するなどのショック症状を起こします。
    治療が遅れると数時間で死に至ることがあります。
  • 子宮蓄膿症

    大腸菌などの細菌が子宮に感染し、子宮内部に炎症を起こして 膿が溜まった状態になると発症します

    子宮蓄膿症

    シキュウチクノウショウ

    大腸菌などの細菌が子宮に感染し、子宮内部に炎症を起こして
    膿が溜まった状態になると発症します。
    初めの頃は無症状ですが、悪化するにつれて元気や食欲が低下し、
    子宮から分泌物が出るようになります。
    発熱や水をよく飲むようになり、尿の量が増える、お腹が膨らむなどの症状が現れます。
    症状が更に進行すると嘔吐や下痢といった症状も現れます。
  • 回虫症

    犬回虫という寄生虫に感染することで発症します

    回虫症

    カイチュウショウ

    犬回虫という寄生虫に感染することで発症します。
    感染経路には、母犬の胎内で胎児に感染する胎盤感染、
    乳汁によって子犬へ感染する乳汁感染、
    犬回虫の幼虫を体内に持ったネズミなどの小動物を捕食して感染する場合などがあります。
    体内に入った回虫は最終的に小腸に寄生します。
    犬回虫に感染していても症状が現れないことも多くあります。
    しかし、子犬に感染すると、回虫がお腹にいることで下痢や嘔吐などの消化器症状や発育不良、
    腹部が異常に膨らんでいるといった症状が現れることもあります。
    また、貧血を起こしたり、毛艶が悪くなるなどの症状も現れることがあります。
    成犬に感染した場合にも下痢が見られる場合があります。
  • フィラリア症

    フィラリアという白く細長い素麺状の寄生虫の感染により起こる病気です

    フィラリア症

    フィラリアショウ

    フィラリアという白く細長い素麺状の寄生虫の感染により起こる病気です。
    人にも感染することがあります。
    感染能力のあるフィラリア幼虫を体内に持つ蚊が犬を刺した時、
    蚊から犬の体内へ感染幼虫が入り感染します。
    犬の体内に入った感染幼虫は、脱皮を繰り返し成長して2~3ヶ月経過すると血管に到着します。
    そして静脈の中を通り心臓に到着し右心室や肺動脈に寄生します。
    感染初期や少数寄生の場合、ほとんど症状は現れません。
    しかし、寄生してから数年が経過すると症状が現れ、元気や食欲が低下し、
    息が荒くなるなどの呼吸器の症状が徐々に酷くなります。
    そして、お腹が膨らんできたり、赤みを帯びた尿をするようになることがあります。
    さらに進行すると失神や咳に多量の血が混ざることもあります。