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犬の種類図鑑

アイリッシュ・テリア

犬の種類図鑑

History

歴史と概要

「命知らず」 アイリッシュ・テリア

犬の総合施設Pooch 犬の歴史

アイリッシュ・テリアの出身地は、その名が示すとおりアイルランド。比較的小さい島国であるアイルランドのなかでも南部で誕生したものと考えられている。もともとはブラック・アンド・タン・テリアとソリッド・ウィートンカラード・テリアから派生し、アイリッシュ・ウルフハウンドの血も混じっていると推測されている。初期の時代から、ネズミなどの小型害獣の駆除はもちろんのこと、泳ぎが得意だったため、カワウソ猟などでも活躍した。
初期のアイリッシュ・テリアには、黒やグレー、茶色などのさまざまな被毛色が存在していたが、19世紀末にはレッドカラーの単色が普通になった。レッドカラーが一般的になってから、1880年代に入るとアイリッシュ・テリアはイギリスで全犬種中べスト5に入る人気の犬種になる。
元来アイリッシュ・テリアは断耳を行う伝統があったが、1889年にKCが断耳を禁止。人気犬種で断耳が禁止になったことから、その後すべての犬種に対して断耳が禁止になるきっかけとなった。
アメリカでもイギリス同様に人気の犬種になり、1920年代後半にはベスト20位にランクインしている。また第一次世界大戦では、メッセンジャー犬や警備犬としての功績も残している。
アイリッシュ・テリアはテリアグループのなかでも、もっともスマートな体をもち、優雅で、テリアの中のテリアと称されている。
性格は無鉄砲で「命知らず」と呼ばれるほど勇敢だが、主人には忠実。家庭犬としての資質も高く、家族に対して愛情を向けてくれる。逆に、気が強い性質から、他の犬や小動物に対しては攻撃的な態度で挑むことが多いので気をつけたほうが良い。冒険心と、好奇心の塊のような性格なので、一度興味のある対象を見つけるや否や、たとえ火の中でも突進していきそうだ。リードはしっかりと握りしめたほうがよいだろう。十分な運動をさせていれば、忠実でよくなつき、体も丈夫と、比較的飼いやすい犬種だ。
ワイヤーコートの被毛には、1週間に1~2回はコーミングをし、年に2~4回はトリミングをするのがベスト。
日本では5頭ほどしかJKCに登録されていない。したがって、残念ながらその美しいテリアのスタイルを見られる機会はあまり多くないようだ。

犬の種類図鑑

Lifespan

寿命

13年

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Alias

別名

アイリッシュ・レッドテリア

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Size

体重・体高

体重:11~12kg
体高:46~48cm

情報更新日:2015.08.01
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