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DOG'S MEAL

犬の食事図鑑

ビタミンB1を含む食品

ビタミンB1

ビタミンB1が欠乏すると、運動失調や神経伝達に障害が発生しやすくなります。
そのため「神経系のビタミン」と呼ばれています。
犬はビタミンB1を体内に貯めておくことが苦手です。
ですので、毎日摂取することが大事です。

食材一覧

  • レバー

    レバーを食べると貧血予防や改善に効果があり、癌や視力低下の予防にも効果的と言われています。肝臓病にも効果的で、良質なタンパク質が肝細胞を再生してくれるという働きもあります。レバーには鶏や牛や豚など様々な種類がありますが栄養的な違いはほとんどありません。レバーには多くのビタミンA群が含まれていますが、これは体内に蓄積する栄養素です。過剰摂取は骨に関する疾患や体重減少を引き起こしますので注意が必要です。また、脂肪やコレステロールが多く含まれていますので肥満や消化不良による下痢にも注意が必要です。2〜3日に1回、トッピング程度で与えるようにしましょう。
  • 豚肉

    フードの原材料としてはなかなか見かけない豚肉、アレルギーが出やすいこと、脂肪分が多くお肉の中では消化されにくいことが主な理由です。しかし、ビタミンB1が豊富に含まれています。これは疲れの元となる乳酸の蓄積を防ぐので「疲労回復」「体力増強」「夏バテ予防」に効果があり、スポーツドッグの体のケアに最適です。また、成長を促進するビタミンB2やカルシウムの吸収をサポートするコラーゲンも豊富なので成長期の犬の体作りにも役立ちます。
  • 鶏肉

    高タンパク質、低脂肪でヘルシーな食材です。コラーゲンが豊富に含まれていることでも有名で、肌や関節の働きを助けてくれます。また、外からの細菌感染を防いでくれるビタミンAに関しては牛肉や豚肉の数倍も含まれています。
  • ラム肉

    生後1年未満の子羊のお肉のことをラム肉と言います。ラム肉には「カルニチン」という成分が豊富で、これには脂肪燃焼やコレステロールを下げる効果の他、心臓病動脈硬化予防があります。また、魚肉並みにヘルシーで与えても太りにくいのが特徴です。
  • 馬肉

    高タンパク質・低カロリーの食材で、栄養素は高いのにカロリーは豚肉や牛肉の約半分、脂肪は約5分の1なのです。ダイエットしたいわんちゃんにはとてもいい食べ物です。栄養が豊富なので健康志向のわんちゃんにもオススメと言われています。鉄分は豚や牛、鶏と比べると3〜4倍ですし、カルシウムも豚や牛と比べると3〜4倍です。また、馬の体温は豚や牛と比べて5〜6℃高いため、寄生虫が付きにくいうえに、馬肉はお取り寄せした場合ほぼ冷凍で届きます。寄生虫は-20℃に2日間置くと死滅することから、冷凍で届く馬肉は比較的安心して与えることができるといえます。
  • 鹿肉

    野生の鹿肉は豚肉や牛肉と違い添加物や抗生物質、ホルモン剤のような薬品を使いません。また、鹿は豚や牛などに比べて体温が5〜6℃高いため寄生虫がつきにくいといわれています。ですから生肉でも比較的安心して与えることができます。そして、鹿肉は低カロリー、低脂肪、高タンパク質です。カロリーは他のお肉に比べて3分の1ほど、脂肪にいたっては15分の1ほどしかありません。
  • 豆腐

    とても栄養価が高く、消化のしやすい食品です。特にカルシウムとタンパク質が豊富に含まれており、同じ重さのお肉と比べるとカロリーは4分の1なのでダイエットに効果的です。また、絹ごし豆腐よりも木綿豆腐の方がカルシウムとタンパク質共に多く含まれております。しかし、大豆アレルギーを持つ子もいるので注意が必要です。また、リンやマグネシウムも豊富に含まれており、これらを主成分として尿石になるストラバイト結石を持っている子は控えた方がいいでしょう。水分も多く与えすぎると下痢になってしまう可能性もあります。与える際には一口サイズから始めてみましょう。
  • ごま

    ごまは、50%が油分、20%がタンパク質、30%がビタミンやミネラル、食物繊維で出来ていて非常に栄養素のバランスが良いのが特長です。また、セサミンやセサモリンというごま特有の成分を「ゴマリグナン」という言いますが、これには抗酸化作用があります。コレステロール低下、肝機能の改善、脂肪酸の代謝促進、血圧低下などの優れた効果を持ちます。外皮が硬く消化しにくいのですり潰したものを与えましょう。すり潰したごまは酸化が早いので与える直前にすり潰すのがお勧めです。食物繊維が豊富なので与えすぎると下痢をする恐れがあります。与える際にはトッピング程度にしましょう。
  • 山芋

    「山のうなぎ」と言われるほど栄養価の高い山芋には、アミラーゼと呼ばれる消化を促進する成分が含まれており、食欲不振の改善や整腸作用があり、胃腸に優しい食材です。また、ムチンという成分がたんぱく質の吸収を向上させ、栄養摂取の補助的な役割を果たします。しかし、山芋の皮には多くのシュウ酸カルシウム結晶があり、針のような形をしているため皮膚に付着すると痒みを伴います。これは人だけではなく犬にも起こりえます。皮膚疾患を持つ犬の場合、山芋は与えない方がいいでしょう。
  • 納豆

    ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、どれも犬にとって大切な栄養となります。納豆にのみ含まれる「ナットウキーゼ」は、血液をサラサラにすることで血栓を予防する作用があります。また、納豆菌やオリゴ糖には腸内環境を整える働きがあり、便秘を解消してくれます。腸内環境が改善されることで便のニオイも改善されます。しかし、納豆に含まれるセレンという物質は過剰摂取すると中毒を引き起こす恐れがあります。与える目安としては小型犬で4分の1パック、中型犬や大型犬では2分の1パックです。