吠え・イタズラが犬の精神を保つ
自分がフローリングの部屋とトイレだけがある狭い空間で、3日間過ごす事を想像してみましょう。 部屋にはTVも携帯も本も、毛布も何もありません。 実際に過ごすのは3日ですが、自分がいったいいつまで、そしてなぜここにいなければいけないのかは伝えられていません。 人によってとる行動は様々だと思います。 生きていきたいという精力がある人ほど、その限られた空間で自分ができることを見つけ出そうとするかもしれません。 私だったら何をするでしょうか・・・ 誰かが気付いて出してくれるかもしれないと大声で叫んでみる。壁を叩いてみる。 あまりにずっと体を動かさないのもまずいと思うので、狭い範囲内でもできる運動をしてみる。ストレッチとか、準備体操をしてみるかもしれません。 何かしらやることがないと暇で暇で仕方がないので、自分の周囲に何かあればそれを使って暇つぶしができないか考えます。 何もしていないと精神状態が保てないのです。 何かしていれば、気が紛れます。 3日間も意味がわからないまま閉じ込められるのは、私にとっては相当辛い事です。 そしてきっと誰にとっても、もちろん犬にとっても辛いはずです。 犬たちは毎日長時間のお留守番をケージの中で過ごす事がほとんどです。 そんな犬たちが吠えたり、シートをビリビリにしたり、暴れたり、粗相をしたりするのを人は嫌がります。 しかし、正常な犬を長時間ケージにいれておけば、上記の行動が現れる事はあまりにも当然の事です。 考えなければいけないのはそんな犬たちの行動をやめさせることではありません。 見直さなければいけないのは私たちの考え方です。犬をそのような環境で飼う事をあたりまえだと考えるようになってしまった人は、きちんと愛犬と向き合う時間をつくってあげる必要がありそうです。 現代の日本で飼われている犬で、欲求や運動が満たされている事はほぼありません。 犬が吠えたり暴れたりするのは、自分の精神状態を保つために、そして不安を和らげるためにとる行動だという場合もあるのです、それらは犬にとって必要な行動なのかもしれません。その全てをするなと言われた犬に、もう道は残されていません。 いつも孤独な時間を頑張って耐えてくれている犬たちに、たまにはたっぷり時間をとって遊んであげて欲しいと思います。 devote my life to dogs☆By midori ぽちっとお願いします♪ にほんブログ村