犬の前頭葉と社会化期の重要な関係性
おはようございます。ぷーち関です。
今日のテーマは脳の前頭葉に関してです。
前頭葉は脳の前、つまりオデコあたりの部分を指します。
赤丸している辺りです。
前頭葉は、思考や創造性を担う脳の最高中枢と考えられ、生きていくための意欲や、情動に基づく記憶、実行機能などをつかさどっています。
つまり、脳全体の司令塔、あるいはオーケストラの指揮者のような役割を果たしているわけです。
仔犬の前頭葉は成犬よりも大きく、成長するに従って縮んでいきます。これは、生きていくための手段・判断・コミュニケーション能力、すなわち社会化的行動を貪欲に学んでいくためのしくみです。
前頭葉が大きいうちに、たっぷりと刺激を与えないと
・臆病になる
・情緒不安定になる
・犬・人とコミュニケーションがとれなくなる
・外界に対して無関心、無頓着になった
・注意力がなくなり、反応性が乏しくなった
・状況を理解したり、推理したりすることが困難になった
という結果になります。
脳内で学ぶ準備が出来ているのにも関わらず、ガラスケースで一日を過ごしたり、長時間の留守番をさせていると正常に育つ事が難しくなります。
犬の社会化期、社会化期、とあちらこちらで聞かれますが、これは逃しがたい根拠のあるタイミングなのです。
この前頭葉が発達している時期に社会化を逃してしまったとしても、手遅れではありません。ただ、ベストなタイミングを過ぎた分、時間がかかってしまうという事です。
決して犬の前頭葉が大きくなったり小さくなったりするわけではありません。
自然の摂理に合わせた、環境作りが大切ですね。
今日も愛犬の前頭葉を刺激してあげましょう☆
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掲載日:2011.12.12