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プーチのドッグトレーナーが執筆する、犬と飼い主さんのためのプログ

マシュマロテストと「マテ」の関係性とは?イヌ編

おはようございます。 再び、ぷーち関です。 昨日はマシュマロテストによって、人は将来の損と引き換えにしても目の前の欲しいものを手に入れてしまうことが大半であるとの証明を見てきました。 では、犬がご飯を前に「マテ」をしている時、どんな気持ちで待っているのでしょうか? ご飯が目の前にある時、飼い主さんの姿がなくどこからともなく「マテ」と聞こえてきても大半のワンちゃんはご飯に一直線ですよね。 でも飼い主さんが目の前にいると、じっとこらえる。 あー食べたい、美味しそうだぁー、もしかして生肉???うわぁー!!! 視線がご飯にクギ付け。 ヨダレが、ぽたぽた・・・ でも待ちます。 もし待たなければ、ご飯をまた取り上げられてしまうかもしれないし、フセからマテをやり直さなければいけない・・・ご飯がまたとおのく・・・ ならば、目の前の感情を我慢し素直に言う事を聞いていたほうが早くご飯にありつける。 そう考えているのでしょうか? じつは条件反射の結果なのです。 イヌはトレーニングをしなければ「マテ」を理解することが出来ません。 なんどもご飯を前にトレーニングをして条件反射づけして初めてマテば好きな物が得られるということがしみ込んでいくのです。 しかし、当然葛藤はあります。食べたいがマテの解除ベルが鳴るまでこらえなくてはならないからです。 この「我慢する」という行為がイヌの理性の形成に必要不可欠であり、集中力を高めるためにも大事。 人間の場合にはあれこれ自分に言いわけをして、衝動買いを正当化しますがイヌの場合にはあれこれ考えずストレートに待っているわけです。 ちなみに、世界一長くマテが出来る犬の記録はありません。 なぜか? 待っている間に寝てしまうからです。 怪しい伝説では、セッターが鳥を追い込み飼い主を待ちながら白骨化するまで待っていたというのもありますが。 それでは、今日も理性的な一日を☆ 皆様のぽちっと♪とっても励みになっております。 ありがとうございます☆ にほんブログ村 犬ブログ 犬 訓練士・ドッグトレーナーへにほんブログ村 人気ブログランキングへ

掲載日:2011.11.15
情報更新日:2011.11.14