マシュマロテストと「マテ」の関係性とは?その一人間編
おはようございます。ぷーち関です。 きょうのテーマは心理学者のウォルター博士が行った有名な実験をもとに犬の「マテ」の心理状態を考察してみたいと思います。 マシュマロテストは60年代に行われた実験で、私たち(人間が)がどのようにして誘惑と戦い、屈するかを明らかにした研究。 実験の方法は、子供を対象に行われました。 子供は先生と一緒にお菓子が山ほどテーブルに並べられている個室に連れて行かれます。 先生は子供に「一番食べたいお菓子はどれ?」と聞き、子供はマシュマロを指をさしました。(これがマシュマロ実験と名付けられた由縁) 「良いのを選んだね~。先生は残念ながらお仕事があるんだ。だから、今、マシュマロを一つあげる。 このマシュマロは君のものだけどまだ食べちゃダメ。先生が帰ってくるまで待っててくれたもう一つ、マシュマロをあげるね。 もし先生が帰ってくるまで我慢ができなかったら、そこのベルを鳴らして。でも我慢が出来なくてベルを鳴らしちゃったらマシュマロは一つしか食べれないからね」 子供は少し考えてからうなずく。 先生はマシュマロを一つ取って子供の目の前のお皿において出て行ってしまう。 マシュマロは子供の大好物。マシュマロはひとつでも良いけど、二つの方が断然いいもんね。よし先生が帰ってくるまで待とう! そして時間が過ぎていく・・・ マシュマロはどんどん美味しそうに見えてくる!雲の甘いかけらだよ! うーん。 マシュマロはすっごく美味しいから一個でも十分かも。二つもいらないんじゃ・・・ そもそも、先生が僕を一人にしているのがいけないでしょ。 椅子の上でもじもじ・・・ 心の中の葛藤が頂点に達し、あ~もうだめ、子供は思いっきりベルを鳴らした。 実験結果。子供たちがベルを鳴らすまでの時間は3分に満たないものでした。 この3分間の間、子供は 自分が「今すぐ欲しいもの」と「全体(我慢すれば)としてみれば自分のためになるとわかっている」間で激しい心の葛藤と戦わなくてはいけません。 これは子供に限った事ではなく、大人も同じように「あのイカシタ新製品を買うべきか否か」で迷っているのと同じです。多くは散財し、後悔します。 では野生動物の場合は? 動物の場合には熟考することなく、欲しいものに飛びつきます。「あっ、ウマそう!ぱくっ」 これが基本。 でもイヌは「マテ」と言えば美味しそうなご飯を目の前にしながらもじっと待ちます。(待てないわんちゃんもいますが) この時、イヌはどんな心理状態なのでしょう? 飼い主に怒られるのが怖いから?それとも我慢すれば得な事があると分かっているのでしょうか? この続きは次回に。 追記、先にあげた実験で追跡調査をしたところ先生が帰ってくるまで我慢できた子供(30%)は我慢できなかった子供に比べて大学への進学率が高くまた社会的地位も高い結果が出たそうです。 我慢できた子供は大人になっても人生を上手くコントロールできるようです。幸せかどうかはまた別問題ですが。 それでは、今週もよいスタートを☆ 皆様のぽちっと♪とっても励みになっております。 ありがとうございます☆ にほんブログ村