美しいショードッグ その心の内は。

ショードッグはトリミングテーブルの上でずっと立っていなければならない。 そのためオスワリは教えない方が良い。 犬好きにしてしまうと、ショーの最中犬をみると落ち着きがなくなってしまうから犬との遊び方を知らない方が良い。 そもそもきれいに毛を保ちたいのに、毎日犬とじゃれあってボサボサになってしまったら困る・・・ お散歩で楽しさを知ってしまうときちんと歩けないから、散歩には連れて行かない方が良い。 『犬の外見を美しく保つ』 その一点にフォーカスをあてるならば、上記にあげたような広い世界を知らない、ただトリミングされる犬にすれば扱いが楽かもしれません。 盲動犬、警察犬、TVに出演する犬、犬は様々な仕事を人間から与えられます。 本来どのような犬が仕事に向いているのか。 人好き!犬好き!自信がある、物怖じしない、積極的、好奇心旺盛、遊び好き! 新しい環境や刺激の多い中でも落ち着いて判断・行動が出来るように、あらゆる物への社会化が必要不可欠です。 社会化が出来ていれば注意散漫になることなく集中して仕事をこなす事が出来ます。 遊び好き。何かに対する執着が強いということは、それをうまく報酬として使えばやる気に満ちた、モチベーションの高い、意欲の高い犬になります。 普段十分に遊び、ストレスがなく満たされているからこそ、仕事をきっちりとこなします。 スイッチのオンオフ、多少のストレスは犬に良い効果を与えます。 日常が満たされている上で仕事をしている犬たちは、目が輝いていて犬生を謳歌しているように感じられます。 しかし一方で、盲動犬などに比べて複雑な仕事や応用力が求められないショードッグについては、犬の満足度を満たす事を人が十分意識してあげなければ、ただ機械的に行動するだけのモノになってしまいます。 ぱっと見るだけではどちらの犬もきれいで、お利口さんにトリミングテーブルの上に立ち、優雅に人の横を歩いているかもしれません。 しかしその心の内は犬によって大きく違うでしょう。 ただきれいに保つ事を目的とした商品とするのか、お互いが楽しみ合いながら高みを目指すパートナーなのか。 人間が作り出したスタンダードに固執し、チャンピオンを目指すがあまり犬に負担を背負わせるのはとても悲しい事です。 全ての犬が充実した毎日を過ごせますように。 devote my life to dogs☆By midori ぽちっとお願いします♪ にほんブログ村