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プーチのドッグトレーナーが執筆する、犬と飼い主さんのためのプログ

静寂が理解を生む

イヌも人も性格は一つではない事実 先日のブログで、【性格】というものは一言では表せず、状況や相手によって大きく変化するものだというお話しをしました。 男性が苦手な犬がいます。私からみればとても良い子で人懐っこい大人しい犬に思えても、男性からみればうるさく吠え続ける臆病な犬に思えるかもしれません。 人によってその犬への印象は違います。 この子の本当の性格はコレ!というものは存在しませんが、偏り過ぎた反応だけを見ているとより一層その犬の性格が見えづらくなってしまいます。 では、偏った反応とはどのようなものか。 例えば、初対面の犬に高いトーンで声をかけます。 『可愛いね~~~~おいでーー!!』 すると犬はその動作に対しての反応を示します。 興奮したり、驚いたり、お腹を出してひっくり返ったり。 そして犬には『この人はこういう人』なのだという印象が埋め込まれます。 次にその人に会った時、声をかけなくても同じような行動をとるようになるでしょう。 これが偏った反応です。 それぞれの犬の【状況で変化する様々な性格】をみるためには、『自分がいることによって犬が過剰に反応しない』という事が必要となります。 犬が自分がいる事で過剰に反応しないようにするためには、【相手にしない】というのが良い方法です。 初対面の犬には、声をかけない、近寄らない、さわらない。 自分は動かずに待ち、犬がどのような動きを見せるのかを観察します。 ゆっくり近づくのか、においをかいでくれるのか、どこを見ているのか、しっぽはどのようにゆれているのか。 体の各部位を見る事で、どのような性格の犬なのかを知る事が出来ます。 仲良くなりすぎても、嫌われてしまっても、その対象となる人に対して偏った反応で接するようになってしまいます。 甘えや依存、嫌悪感などがあるとトレーニングも上手くいかないことがあります。 まずは犬と適度な距離を保ちながら、観察をする事。 犬の事が理解できはじめてから少しずつこちらからアクションを起こし、その犬に合った対応をするように心がけましょう。 これは自分が犬の事を深く知るのと同時に、犬に自分自身を知ってもらう時間をもつという意味もあります、そして犬に好かれるコツでもあります。 初対面の犬には過剰にあいさつしたりせず、お互いの事を知る時間をつくりましょう☆ devote my life to dogs☆By midori ぽちっとお願いします♪ にほんブログ村 犬ブログ 犬 訓練士・ドッグトレーナーへにほんブログ村 人気ブログランキングへ

掲載日:2012.01.31
情報更新日:2012.01.30