犬の逃走距離と限界距離
おはようございます。涼しい朝ですね。ぷーち関です。
きょうのテーマは逃走距離と限界距離に関してです。
犬はもともととても臆病な性格の動物です。
犬は自分よりもマッチョで優位な敵が一定の距離まで近づくと逃走する習性をもっています。
これを「逃走本能」と呼びます。
実は人間以外のすべての動物に備わっている本能。
さらに「逃走距離」というのがあります。
犬が野良猫や他の動物に少し近づくとサッサと逃げますよね。
この逃げ出すまでの距離が「逃走距離」
動物達は敵の強さを自分で判断して逃走距離を持ちます。敵の強さに比例して逃走距離も伸びます。
「あいつは怖くないからこの辺まで近づいても大丈夫だぁ」
とか
「うわっ強そう!もう逃げておこう」
な距離なんですね。
この逃走距離を超えてきたのに逃げられない状態は犬にとってとてもストレスがかかる状態です。
とくにリードでつながれている場合には自分の逃走距離を確保出来ずに、吠えるか、パニックになるかしかない。
ですから、リードをつけてのご挨拶は必ずしも犬に強要するものではないですね。
また、もうひとつ犬には距離がありましてそれは
「限界距離」
「限界距離」とは「逃走距離」を超えて敵が近づいてきた時に攻撃を開始する距離のことです。
追いつめられて逃げ場をなくしたネズミが、思いきっり勇気を出して相手に突進していく、まさに「窮鼠猫を咬む」な状態。
正直、限界距離を超えている時の心理状態は
「もう、死んでもいいから飛び込むしかない!」
という究極に切羽詰まった状態。
かわいそうな状態ですが、噛みつく犬の大半がこの限界距離を人間が超えてきてしまったために起こるんですね。
つまり、攻撃的な犬と思われている犬は実は臆病な可能性が非常に高い。
もちろん、生意気な意味で咬んでくる犬もいますがこの限界距離は一定なのでどの距離から唸り始めるかを観察すればわがままで咬んでいるのではなく、怖いから咬んでいるんだなということが見えてきます。
相手が人間でもパーソナルスペースを保って付き合うことは相手との良い関係を保つ上でとても大切です。
犬に対しても同様に相手の持つ距離感を尊重してつきあうことで関係はとても良いものになるでしょう。
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掲載日:2011.09.23