飽くなき欲望
私たち人にも、そしてもちろん犬にも【欲】があります。 ここで意味する欲求は犬の【本能】である、食事・セックス・運動とは少し違います。 生きるために最低限必要な事からぬけだした【欲】。 広々した場所で自由に走りたい、美味しいものを沢山食べたい、飼い主にいつも側にいてほしい。 欲があるから、ストレスが生まれます。 いつも与えられている物より少し良いものが欲しくなり、それが満たされるとさらにより多くのものを求めます。 飽くなき欲望。 可愛がれば可愛がるほど、側にいればいるほど、おやつを与えれば与えるほど。 犬の欲求ラインはどんどんあがっていきます。 そしてそれを急激になくすと、ストレスもそれだけ大きくなります。 日々の小さなストレスは犬にとって良い効果をもたらします。 適度な緊張、自分の立場への理解、そして満たされた時の幸福感、解放感。 しかし、犬の要求に答えてばかりいると犬は『自分は全てを持っている事が当然だし、ないと我慢が出来ない』という状態に陥ります。 愛犬のためを思ってした行動。 つまり与えているものが大きく、その日々が長いほど、情緒不安定な犬を作り出し、逆に犬を不幸にする結果になるかもしれません。 例えば、 犬が立ち止まったら人もストップ、吠えたらケージからだしてあげる、散歩は犬がひっぱるままについていく、犬がひざにのってきたら体をナデナデ、目をキラキラさせてアピールしてきたらごはん、ドッグフードは食べないから気づけばおやつばかり・・・などなど ある程度のところで抑えないと、犬の気持ちはどんどん大きくなっていきます。 身勝手な王子様、お姫様にしてしまわないようにするのも飼い主さんの役目です。 甘やかすのは簡単です、しつけは面倒な事ですが共存していくためには必要ですね☆ devote my life to dogs☆ にほんブログ村