極めて臆病なワンチャンの難問
問題行動の相談で受けるのが、「咬み」の問題。
飼い主をまたは他人、ほかの犬を咬んでしまうパターンは2つ。
犬自身の意思が強く、人間をコントロールするために咬むパターンと
臆病でパニックになってしまって咬んでしまうパターン。
前者は、意図的に咬んでいるので人間側がしっかりとリーダーシップをとってあげれれば治すことは比較的容易だ。
しかし、後者の臆病で咬む犬を改善させるのは容易なことではない。
なぜなら、怖がるワンチャンは学習能力が健全な犬に比べて低いからだ。
これは臆病なワンチャンの頭が悪いからではなく、こちらのメッセージが恐怖心によって意識にまで届きにくいのが原因。
臆病なワンチャンはその場から逃げるということしか頭にないのだ。
極端に臆病なワンチャンは薬物療法を用いながら問題行動を治していくパターンもあるが、いずれにしても細心の注意を払いながら時間をかけて理解していってもらうしかない。
問題改善に一番必要なのは「根気」と言える。
しかし、なによりも大切なのは臆病な犬に育てないことではないだろうか。
臆病な犬は極端に社会化不足、飼い主さんの過保護、そしてトラウマの3つが複雑に絡み合っている場合がほとんど。
飼い主さんが日頃から、過保護に接することなく様々な経験を積ませるのが何よりの予防策になります。
Good Dog Good Life!
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掲載日:2011.05.03