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プーチのドッグトレーナーが執筆する、犬と飼い主さんのためのプログ

ゆとり教育の弊害と、言うことを聞かない犬の関係

クッキーくん

「ゆとり教育」が導入されてから結構な歳月が流れています。 私の中学校時代は、体罰当たり前の時代でした。今考えれば、到底許せない先生ばかりだった気がします。ぜひ、その先生方にもう一度あって話が聞きたいものです。 では、翻って「ゆとり教育」は100点なのか? そうではないようです。誰もが聞いたことがあるように学級崩壊が騒がれています。 授業中かってに立ちあがったり、社会生活が上手におくれない、我慢ができない、切れやすい子供たちがどんどん増えてきています。ニュースでよく耳にしますものね。 このことは犬にも当てはまります。 おやつや遊びのご褒美だけでしつけることが流行っていますが、結果学級崩壊と同じ状況です。 どうして崩壊してしまうのでしょう? 実は犬にも人間の脳にも報酬系(褒められることで働く神経回路)と、罰系(怒られることで働く神経回路)が存在します。 ストレスをかけない「褒めるだけ」のしつけでは、報酬系の神経回路しか使わず、罰系の神経回路は使わないことになります。報酬系の回路しか使わなければ脳内の機能がアンバランスになり弊害が出てしまうのです。 たとえば、右腕だけの筋肉を鍛えていくと体はゆがみ始め、関節が痛くなり最終的には内臓器官にまで悪影響を及ぼします。 何事もバランス、ほどよい、が大切なんですね。 そもそも、自然に生きていればバランスが取るものを人間の小さい視野を元に手を入れていること自体に無理があるのかもしれません。 体罰を推薦しているわけではなく、悪いことは悪いと叱ってでも教えることはとても自然であり、大切なことなのです。 また、生まれつき行儀がよい子もいます。また、その逆もしかり。 一頭一頭の性格を見極めるのは簡単ではありませんし、叱り方自体とても高度な技術が必要ですので是非一度、おやつだけ使うトレーナー以外!の専門家に相談したほうがよいと思います。 Good Dog Good Life☆ 皆様のぽちっと♪とっても励みになっております。 ありがとうございます☆ にほんブログ村 犬ブログ 犬 訓練士・ドッグトレーナーへにほんブログ村 人気ブログランキングへ

掲載日:2011.03.10
情報更新日:2011.03.10