犬を置き去りして避難・・・新燃岳
新燃岳の噴火がようやく一息ついたようです。 5日に避難勧告解除。 避難していた住民は、駆け足で家に帰り家に着くなり車から飛び降りて愛犬を抱きしめたと記事に紹介されているのを見かけました。 「えっ犬も一緒に避難しないの???」 犬を危険地帯に放置して自分だけ避難するなんて想像すらできません。 もちろん、飼い主さんも放置したかったわけではありません。 避難所に連れて行けなかったのです。 一体、犬との避難生活の実態はどういったものなのでしょう。 一口に避難生活といっても数日程度の短いものから、仮設住宅入居を含む長期のものまであり、その実態を一括りにすることはできませんが、過去に起きた災害でのペットの避難生活を振り返ってみましょう。 阪神淡路大震災や新潟中越地震では、ペットの避難所内への持ち込みの可否が避難所によって異なりました。 そのためペットを受け入れない場所では避難場所の廊下で過ごしたり、学校の校庭でテントを張って愛犬と過ごす人や車の中でペットと共に生活をする方がたくさんいたようです。 車の中で生活するというのが危険で、愛犬と過ごすために車の中で寝泊りをしていた女性が、エコノミークラス症候群と見られる症状で命を落とすというショッキングな出来事もおこりました。 また、避難所によっては、ペット飼育者と非飼育者をフロアで分けたり、部屋を分けたりといった工夫を自主的に行っていたところもあったようです。 結局のところペットとの同行避難についてのガイドラインの未整備で、いまだちゃんとしたルールが設定されていないのが現状です・・・ 日本の犬の数は、1200万頭以上なのに、いざというときのルールが決められていないんです。 信じられません。 外国の場合、クレートの中に入れば基本的には人と一緒に避難所に同行可能です。 最低でもクレートの中で大人しくしていられうように基本的なしつけはしておいたほうがいいですね。 国は守ってくれませんから… ちなみに30年以内の東海地震の発生率は84%と自信調査会が発表しています。 他人事ではありませんね。 皆様のぽちっと♪とっても励みになっております。 ありがとうございます☆ にほんブログ村