犬との暮らしで起こる誤解 パートナシップ編
犬は私のパートナーです!
それ、違います!
犬は、しつけ/教育の過程にパートナーとしては参加することはできませんし、許されません。
パートナーシップとは平等な協力関係と定義されています。
つまり、視点に上下ない関係でもあると言えます。
もし、子供をしつける場合、親は子供と同じ視点に立つことはありません。
しつけ面からみるとパートナー、もしくは社会生活上のパートナーというとらえ方は、それ自体、何の利点もありません。
子供であれ犬であれ、教育者と同じ視点に立ってしまうと自分たちの過ちを深く考えることができませんし、自分たちの行いを反省しません。
気持ち的に子供や犬とパートナー的な関係を築きたいのはとてもよくわかりますが、しつけ/教育を行わなければいけないのであれば気持ちを切り替えるしかありません。
飼い主さんは教育者でもあります。ですので、教育者的視点から、アプローチをすることが重要なのです。
教育者の視点からの対応は
「私はあなたに何をすべきか、あるいは何をしてはいけないかを言うよ。あなたは私の言うとおりにしなければならない。」
とても威圧的に響くと思いますが、大切なポイントは飼い主/教育者がこの要求を好意的に、かつわかりやすく伝えること。
嫌味で押しつけがましい人になってくださいと言っているわけではありません。
飼い主/教育者の指示に従った結果、犬は社会的な安定と安全を経験します。まさにこの経験こそ、彼らに飼い主さんと一緒にいる幸福、そして落ち着いた生活を約束するのです。
教育者的立場でしつけ/教育の仕事を引き受けると、すべての関係者に過大な要求をすることもなくなり、犬の飼い主さんやご両親が失望することもなくなります。なぜなら、人間が作り上げているパートナーシップの幻想や期待が満たされなくても済むからです。
どんな親であれ、子供を教育する必要があります。教育は、教育する人と教育される人の視点が一緒であっては上手くいきません。
犬と飼い主さんの関係も、「しつけをする人」と「しつけられる犬」をはっきりさせたほうが、より自然な関係を作れると思いますよ☆
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