犬と飼い主の無駄吠え
多くの人が無駄吠えに悩んでいます。
まず、元も子も無い話にはなりますが、犬は吠えるのが当たり前です。吠えて欲しくなければ犬を飼うのはやめた方が良いでしょう。
ちなみに、散歩をしたくない人も犬を飼うべきではありません。
両方とも犬にとっては自然且つ必要不可欠な行動です。
ついでですが、ペットショップの店員が自信を持って「この犬は散歩をしなくてもいいし、とても飼い易いですよ。」と言われても信じてはいけません。そもそも、飼い易い犬がほしいと思っている人はすでに無駄吠えをする犬にしてしまう可能性が大です。犬と一緒に共生する生活に楽(ラク)を求めてしまう人は問題犬に育てることでしょう。
さて、話は戻りますが犬の吠えには様々な種類があります。
ご飯が欲しいとき、クレートから出して欲しいとき、遊んで欲しいとき等の要求吠え
ピンポンがなったとき、他の犬に大して吠えるとき、人に吠えるとき等の警戒吠え
また威嚇するためにも吠えます。
これらの吠えをストップさせるアプローチは大きく分けて二つ。
一、社会化を行う。多くの犬は怖いから吠えています。怖いものを取り除けばそれだけ吠えることが減ります。
二、リーダーシップの確立。すべての吠えに対して一番、有効なのは飼い主さんがリーダーとして認められていること。
犬が吠えても一喝して収まらないようではリーダーとして認めらてはいないでしょう。
ちまたでは、おやつを与えて「吠え」をやめさせる方法が流行していますが、私の経験では「おやつ作戦で吠えがなくなった犬」を知りません。このおやつ作戦が全く意味がないとはいいません。犬の性格または仔犬の時期には有効な場合もあるでしょう。しかし、現実問題、吠えがおやつで解決されるのならば世間で吠える犬を見かける機会はもっと少ないことでしょう。
多くの飼い主さんは、自分が厳しく犬に接すると、愛犬との絆が壊れてしまうことを心配しています。
気持ちはわかりますが、上下関係は犬との絆を壊すことにはなりません。逆に、頼られるリーダーを得て安心し、落ち着くのです。そして怖いものがなくなり伸び伸びと生きていけるのです。
とても大切なポイントは一喝をするときにはちゃんと気迫を込めることです。気迫無き一喝は、犬にとっては吠えたことに対してご褒美として捉えられてしまいます。それでは飼い主さんのほうが無駄吠えになってしまいます。
無駄吠えには
●リーダーシップの確立
●社会化
●環境の見直し
これらの点に重点を置いて対応してみてください。
無駄吠えはぐっと減ると思います。
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