しつけ本の嘘
書店にはたくさんの「しつけ本」が並んでいます。調べてみたら200冊以上はしつけに関する本が出版されています。結構ありますねー。
タイトルは決まって、
誰でも出来る・・・
楽しむしつけ・・・
簡単なしつけ・・・
褒めてのばす・・・
簡単に治せる問題行動・・・
などなど、読者の心に対して気軽さを訴えるものがほとんどです。
しかし、実際問題しつけるのは簡単ではありません。簡単ならドッグ・トレーナーは存在しないでしょうし、200冊も本が出版される必要もありません。
これらの本は売るために書かれている本です。
つまり、出版社の利益を何よりも優先に考えて作られた本です。
例えば本のタイトルが、「とても難しく、根気のいるしつけの方法」というのがあったとしたらあなたは買いますか?
もうひとつたとえるなら、
「厳しく、一生涯戦い続けなければならないダイエット方法」という本をあなたは購入しますか・・・
多くの人は「簡単な・・・」方を買うでしょう。楽をしたい人間の基本的な心理なので当然です。
しかし、問題はここにあります。
現実は簡単で楽ではないという事実です。
21世紀の先進国で生きている私たちでさえ、人生を生きるのは簡単で楽なことではありません。
同じく「しつけ」を行うという行為も、未来永劫に決して楽で簡単にならない事柄のひとつだと思います。
なぜなら、人間を含めた動物には個性があり絶えず変化しているものだからです。
様々な個性を持っている犬たちに対して、ひとつのパターンで対応できるはずがないでしょう。
しつけとは、根気と忍耐そして、想像力が必要であり、難解で、一生涯継続する必要があるものなのです。これは真理です。
この事実をしっかり真正面からとらえないと、耳に心地よい本だけを買い続ける羽目になります。
しかし、本当に言いたいことは・・・・
つづく・・・
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