嘘の血統書2
簡単に嘘がつけて、お金が儲かれば人はどんどん嘘をつく動物です。
チャンピオン犬の血が流れている仔犬は高く売れます。結果、インチキの血統書が大量に出回ります。
さらに、嘘の血統書のおかげで、近親どうしで乱繁殖されてしまい、遺伝性疾患を持つ仔犬たちが数多く生まれるようになり、さらにそうした仔犬たちが、また繁殖に使われることで、その疾患がますます大きく広まっています。
そして、何も知らないあなたはペットショップに行き、店員が「この子はちゃんとした血統書がついているので安心ですよ」と言われ、なんの確証もなくその血統書を信じて犬を持ち帰ってしまうのです。
そもそも、本当にチャンピオン犬のオスが射精して妊娠させたと、遺伝子検査を行わないでどうやって証明できるのでしょうか?
口頭だけで、「この子はチャンピオン犬の血を受け継いでいます」を信じて血統書を発行してしまうのはいい加減だとは思いませんか?
善人が馬鹿を見る世の中です。
まるで宝飾店の店員が「これは本物のダイヤモンドです」って言われて鵜呑みにしてしまうようなもの。
ためしにペットショップの店員にこの血統書の根拠はどこにあるのですか?と聞いてみてください。
店員は答えに詰まるでしょう。
血統書で品質が保証されることはありません。それは完全に幻想です。とくに良い血統書を誇らしげにしている飼い主さんがいますが、裸の王様です。
私はこの目で、嘘の血統書が発行される現場を何度も目撃してきましたので真実であることは間違いありません。
もちろん、すべての血統書が嘘であるとはいいませんが、血統書を元にあれこれ期待や妄想するのは止めたほうが無難です。
儲け主義でないブリーダーから犬を購入するのが一番よい方法だと思います。それでもブリーダー自体が騙されている可能性はありますが・・・
ぽちっとご協力ください☆
にほんブログ村